恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

日本茶アワード2016に行ってきました!

2016-12-08 15:08:52 | Weblog

ここ最近、冬らしい寒い日が続きますね。

 

先週末に、渋谷のヒカリエで日本茶アワード2016が行われました。

 

特に、東京茶業青年団がどうということはありませんが、日本茶と聞けば足が向くお茶屋のサガです。

 

さて、当日は、本当にたくさんの方々がご来場されていました。我々、茶業者(っぽい人)を除けば、

 

勝手に「一般の人」という括りにしてしまいますが、ほとんど一般の人で、とても賑わっていました。

 

 

これは「古くて新しいお茶の品評会」と題されているように、この期間中に行われている「テイスティング」にて投票し、

 

最終的に【日本茶大賞】が決まるという流れです。最終的にとは、それまでは選ばれたプロフェショナルの茶業関係者が

 

審査をして、最終候補を絞るそうです。ちなみに、部門があり「うまいお茶」と「香りのお茶」の2種類。

 

いまや注目度の高いこの日本茶アワード、各方面で高い評価がありますので、良い部分はそちらにお任せして、

 

場末の茶業者として、あえて、無理やり重箱のない隅を作ってでもディスりたいと思います。【ディスる・・・敬意を示さない、悪口をいう】

 

 

まずは、下の図ですが、「日本茶アワード」のYahoo!記事についたコメントの上から3つです。

 

 

まあ、ヤフコメですので、こんなものです。

 

 

こっそりテイスティングに参加して感じた感想は、「おいしいお茶がないな~」という一点につきました。

 

まあ、どこまでいっても個人的な好みなので致し方ないですが、たぶん、最終選考までに審査されたプロの方々と違って、

 

「不器用な場末のお茶屋ですから。」偉そうなことは言えませんが、<うまいお茶>=うま味の強いお茶=アミノ酸、テアニン的な玉露のようなお茶が、

 

非常に多い印象でした。<香りのお茶>は、もう煎茶とかではなく、発酵、半発酵の烏龍茶、紅茶的な物、火香が強いものが印象的で・・・

 

こうなんというのでしょうか、煎茶らしい?さわやかなお茶、スカッとする「おいしいお茶」がなく、口の中が最後まで、

 

うま味で、もやもやしてしまうそんな印象でした。

 

300点以上出品されて、一般の方がテイスティングの20種飲むのも大変なので、最初から審査をするのは難しいでしょうが、

 

最終選考まで残るお茶は、もはや、お茶屋の考え方がバッチリ反映された雰囲気のお茶なので、なんか「出会い感」が少ないなーと

 

思ってしまいましたが、それはここだけの秘密です。

 

しかし、それにしても4日のプレミアムティーパーティーでは、そのテイスティングにもれた次点のお茶、個性あふれる27種類ものお茶を

 

テイスティングでき、全国津々浦々色々なお茶があるな~と、こちらは大変興味深く、面白くみることが出来ました。

 

これは、普段でお目にかかれないお茶と出会えるので、去年無かったそうですが、このテイスティングは素晴らしいと思いました。

 

そして、何が素晴らしいかというと、呈茶やスタッフの「日本茶インストラクター」の方々の、知識と技能の高さには感心致しました。

 

たいがいの質問も結構詳しくお答えになられていて、お茶も上手に淹れ、身のこなしもスマートで、私のような茶業者に教えて頂きたいほどの

 

プロフェッショナルな方々でした。

 

まあ、日本茶大賞を受賞されたお茶は、きっと本当に美味しいんでしょうが、Yahoo!コメントではないですが、

 

「無限に飲める」お茶、飽きの来ないお茶みたいな部門もあるとおもしろいのかな~とも感じますし、

 

それこそ、個人の食習慣、好みなので、我々、町のお茶屋の出番、専門ではないかと感じ、今日もお茶をすするのでした。おわり