インフルエンザが流行していて、淡路島にある養護老人ホームで集団感染。因果関係ははっきりしないものも含め7名の入所者が亡くなってしまったことが報じられています。
治療薬の予防投与について、様々の問題点もいわれています。今回の施設側の対応・対処については、私個人的にはそれでよかったのじゃないかと思います。今回のことは教訓として、次回に同様のことが起こりそうなら、自費で家族に費用を負担してもらう、もしくは予防投与はしないのどちらかをあらかじめ選択しておいてもらう事だと思います。施設側の費用負担は不必要だと思います。インフルエンザの予防接種の費用はこれまで誰が負担しているのかは知りません（肺炎球菌ワクチンも）
今回のことで感じたことは、このインフルエンザのことだけじゃなく、このような事が都会の施設でもし起こったなら、もっと大事（おおごと）になっていただろうと思いました。はっきり言って、田舎での出来事だったから、なくなった方の家族の人たちは大事にしようとしなかったと思っています。
なぜ都会と田舎では違うと考えるのか？ここでは書くことができません。ただ休日に救急で来院した新患の患者さんの住所を見て、都会の住所であったなら「身構え」て診察にあたります。決して地元の方に「手抜き」をするわけではありませんけど、いっそうの注意を払っているように思います。
以前にある老人施設の施設長さんが、昔と違って最近は「〇〇権〇意識」が高くなってと独り言のようにおっしゃっていた事がありました。
今日読んだ小説（ 奥田英朗「向田理髪店」）で｢昔の人はどうしてたんだろうね」｢総領が家を継いで親の面倒を見た」とありました。
