淡路島に「まわり辨天」というとてもありがたくおめでたい行事があるということを以前に こちらのブログ に書いたことがあります。
私の菩提寺である栄福寺で、この辨天様を前回奉迎したのは、私が生まれた翌年だったそうで、一昨年60年ぶりに（実際には四度目の）お迎えしました。
栄福寺で一年間お預かりし、住職はじめ寺総代の人たちが毎日お世話、その後のことを辨天担当といわれる寺院の方々と協議しました。そして〇〇年度は〇〇教区（淡路島は７つの教区にわけられている）に引き受けてもらい、その教区内での話し合いで決めた寺院が担当する事にしようということになりました。
まあわかりよくいうと、引受先がないので、くじ引きでその年の担当グループを決め、そのグループ内での話し合いに任せるという事です。もっとはっきりいうとババ抜きです。
栄福寺での行事が無事終わり、もう辨天様のことは忘れかけていた時にこの新聞記事。今回は第5教区になったらしいですね。
なるほど、そういうことですね。くじ引きで引受先を決め押しつけるのではなく、くじをひき結果は「辨天様に決めていただく」ということのようです。
さすが「英知に長け」・「機知に富んだ」お坊様たちの知恵。
