街中で高校の女の子を見ると、ドキッとすることがあります。なんであそこまで、「濃く」やるのって。そんな事を思っていた頃、秋の祝日に新幹線に乗り出かけた時のことです。ある車両に乗り込んだら、目の前は修学旅行と思われる女子高生たちで埋まっていました。これは耳栓代わりのイヤホンをつけて寝たふりをするしかないな。
でも、ここの女子高生たちですが、誰も「携帯」をいじっていない。トランプに興じていたり、なにやら雑誌をのぞき込んで、ニコニコしている。少なくとも、見える範囲じゃ、お化粧をしてる娘もいないみたい。そして覚悟していた、うるさいおしゃべりも余り聞こえない。
通路をはさんだ隣の席には、引率の先生と思われる方がいて、なにやらの封筒の中の書類を整理しています。その封筒には○○商業高校の文字。○○は東京近郊の比較的大きな地方都市の名前。北関東から東北の高校生は、まだそんな雰囲気を残した高校生なんだって思いました。
それ以上に、商業・農業・工業高校などへ通学している生徒は、皆すでに目標を持っているわけです。何の目的もなく「のんべんだらり」と普通高校に行く子より、よほどしっかりとしているのでしょう。
なにか妙に感心し、ほっとした新幹線の中でした。小田原駅前にいた女子高生はやはり濃かった。
秋の休日、出かけた先は、箱根仙石原のすすき。
