THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

ソーラフロンティア、トルコ電力業に2.3万kw分を出荷、米で28万kwの発電所建設へ

2015年05月09日 14時39分45秒 | thinklive

昭和シェル石油子会社のソーラーフロンティアは30日、トルコの太陽光発電事業者のコナーエナジーに太陽光パネルを供給すると発表した。新設する5カ所の発電所用に発電能力で2万3千キロワットを輸出する。同国への出荷は初めてとなる。

 同社のパネルは「薄膜型」と呼ばれ、銅やインジウム、セレンの化合物で発電する独自技術を使う。製品は宮崎県の工場で全量を生産する。先行して建設する2発電所向けに月内にも1万600キロワット分を出荷し、残りは16年になる見通しだ。

ソーラーフロンティアは、トルコ内陸に位置するコンヤの5.9MWの発電所およびブルドゥルにある4.7MWの発電所へ向けて、モジュールを間もなく出荷する。他の3つの発電所は、いずれもトルコ南部で建設が計画されており、2016年後半に出荷が予定されている。

 同社のCIS薄膜太陽電池モジュールは、温度係数が低いため、トルコの高気温下においても、変換効率を高く保つことが可能だという。(坂本直樹)

 ソーラーフロンティアは欧州や中東市場を開拓するためドイツに販売子会社を設けている。日本同様、太陽光で発電した電気を固定価格で買い取る制度があるトルコでの納入を足がかりに、新興国の需要を取り込む。

ソーラーフロンティア、Gestamp North Americaが保有する発電所開発案件の取得を完了

 

~合計280MW規模の太陽光発電所建設を開始~

  【東京—2015428日】 -  ソーラーフロンティアは、Gestamp North Americaが保有する合計280MW規模の太陽光発電所開発案件の取得を完了したことをお知らせします。

 今回取得したのは、主に米国カリフォルニア州に所在する開発段階の10案件で、完成時の設備能力が合計で280MW規模に達します。最初の案件は、カリフォルニア州カーン郡の15MWの発電所で、間もなく着工するものです。その後、20MWの発電所が15年第2四半期中に着工となる見込みです。また、これらの開発案件の売却先となる長期の投資家との協議についても平行して進めています。

 ソーラーフロンティア・アメリカズは、本案件の取得にともなってソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントを設立し、同社のCEOには、チャールズ・ピメンテル(ソーラーフロンティア・アメリカズCOO)が就任し、マネジング・ディレクターにはキャリー・バンデンバーグ(ソーラーフロンティア・アメリカズVP, Business Development)が就任します。なお、ピメンテルは現職との兼務となります。

 加えて、Gestamp Solar の経験豊富な開発チームがソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントに加入します。この意義ある組織拡大は、米国市場での事業拡大の足掛かりとなると同時に、同市場に根付いて事業展開していくことを意味するものです。ソーラーフロンティアは本案件を通じて、海外市場において包括的な太陽光発電ソリューションプロバイダーとして地位確立を目指します。

 ソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントのCEOに就任したチャールズ・ピメンテルは、「ソーラーフロンティアは、アメリカ大陸への大規模な投資を続けています。高品質なCIS技術を最大限に活用し、最高水準の発電量を実現する太陽光発電プロジェクトを開発していきます。長期的な収益を期待する投資家や建設事業者の間では、ソーラーフロンティアとパートナーシップを組むことによって太陽光発電所の価値を最大化できるとの認知が広がっています。」と述べています。

 また、ソーラーフロンティア代表取締役社長の平野敦彦は、「ソーラーフロンティアにはこれまでも、高いパフォーマンスを発揮する案件を開発してきた確固たる実績があります。私たちの経験豊かな開発チームによって、お客様の太陽光発電所の価値が世界トップレベルまで高まると確信しています。」と述べています。

 ソーラーフロンティアは、太陽電池製造において世界をリードする企業であり、高度に自動化された最新の生産技術により、最高水準の品質を誇る製品をお客様にお届けしています。ソーラーフロンティア独自のCIS薄膜型太陽電池は、従来の結晶シリコン系に比べて、実発電量に優れており、お客様に経済性および環境性に優れたエネルギーを提供しています。

 

以上   

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿