*ビール事業ではアサヒがトップ、
ビール大手4社の16/1~9月期連結決算が4日、出そろった。営業利益はサントリーHD、キリンHD、アサヒグループHD、サッポロHDの4社とも増益を確保した。ただ、各社とも主力のビール事業は伸び悩んでおり、飲料や食品、不動産など他事業が下支えする傾向が鮮明となっている。
サントリーHDが4日発表した1~9月期の連結営業利益は、4年連続で過去最高を更新した。コスト削減に加え、買収した米ビームと共同開発したハイボールなど、利幅の高い商品が好調だった。最終利益は2・9倍の930億円、売上高は為替影響などにより、0・2%減の1兆9657億円だった。純利益率は、4.7%
*米ビームの買収はオドロキの高値買い?
アサヒグループHDも営業利益が4年連続で過去最高を更新した。ビール事業の営業利益は微増だったものの、飲料事業が36・4%増、食品事業が40%増となり全体を押し上げた。ただ、中国食品大手、頂新集団の株式評価損300億円超を特別損失に計上したことで、最終利益は47・8%減だった。純利益率は2.4%、*頂新集団は台湾本社だが、伊藤忠、サンヨー食品が大株主、このところ経営上の問題で業績が急低下、安かろう、まずかろうで消費者の信頼を失っている、
キリンHDはビール類の販売数量減少が響き、売上高は5・4%減の1兆5429億円だった。ただ、飲料事業の収益は大幅に改善。広告費の抑制と生産効率の向上も奏功し、営業利益は8・2%増だった。最終利益率は、4.8%
サッポロHDはビール事業や不動産事業が牽引し、営業利益は約2・1倍だった。売上高、最終利益も前年実績を上回った。最終利益率は1.3%
*産経ニュース
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