THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

米、キャンベル、5~7期、生鮮食品事業不振で、純利益前期比62%減の1億100万$、純利益率6.7%、

2018年05月20日 08時54分06秒 | thinklive

[8日 ロイター] - 米食品大手キャンベル・スープ(CPB.N)が8日発表した第4・四半期(5─7月)決算は、売上高が18億5000万ドルと、前年同期の17億2000万ドルから、7.5%増加したものの、市場予想の18億7000万ドルには届かなかった。米国で缶スープやスナックの売り上げが伸びなかった。純利益率は、6.7%

【ニューヨーク=西邨紘子】米缶詰大手キャンベル・スープが17日に発表した16年11月~17年1月期の決算は、純利益が前年同期比62%減の1億100万ドル(約114億円)だった。生鮮食品事業の不振を受けて減損損失を計上し、利益が目減りした。

 売上高は同1%減の21億7100万ドル。中核の缶スープやスナックが横ばいとなった一方で、新たな成長事業と見なす生鮮食品が8%減と落ち込んだ。主力商品のニンジンの不作やスムージー商品のリコールなどが足を引っ張った。特殊要因を除いたベースの1株利益は0.91ドルで、前年同期(0.87ドル)を上回った。

キャンベルの株価推移

チャート画像

 キャンベルは米消費者の健康嗜好取り込みを目指し、買収などで生鮮食品事業の強化を進めてきたが、思うように売り上げを伸ばせないでいる。デニス・モリソン最高経営責任者(CEO)は11~1月期の決算説明で、生鮮事業について「我々の期待を下回った」と率直に認めた。

 キャンベルは生鮮食品事業でマネジメント陣の刷新や事業内容の再評価など、立て直しに向けた取り組みを進めている。モリソンCEOは「包装生鮮食品事業の(長期でみた)潜在的な成長性への自信はかわっていない」と投資家に理解を求めた。同日発表した17年7月期通期の業績見通しは売上高で前期比0~1%増、特殊要因を除いた1株利益で3~3.09ドルとし、従来見通しを維持した。

 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿