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12492、尿漏れ検知システムのオムツ、開発できれば随分と助かる、患者の生活質向上!

2011年12月27日 10時57分44秒 | thinklive

尿発電によるワイヤレス尿漏れセンサーシステムを開発*2009.11.12 立命館大学理工学部電子情報デザイン学科・教授道関 隆国

【背景

 多数のセンサー群を人、物、環境中に配置し、各種の情報をセンシングし、我々の生活の安全・安心を支えるセンサーネットワークでは、電池交換の不要なバッテリレス端末が必須となります。道関研究室では、エネルギー源として、我々の身の回りに存在する熱、光、運動エネルギーといった、微小ながらどこにでも存在するグリーンエネルギーを活用したバッテリレスシステムの研究を進めています。

 

 

【介護分野におけるセンサーネットワークの現状】

 センサーネットワークの応用分野の1つに介護があります。病院等での高齢者介護では、介護者が定期的に被介護者のおむつの状態を確認し、おむつの状態に応じておむつの取り替えを行っていました。被介護者の各おむつに尿もれセンサーを取り付け、センサーネットワークで各おむつの状態を把握できれば、介護者の不要な確認作業の負担を軽減でき、また、被介護者の尿漏れによる不快感を軽減できます。しかしながら、既存の尿漏れセンサーは、電源コードが必要で被介護者の動作を束縛する問題や、無線型の尿漏れセンサーでは尿検出および無線に電池が必要で電池交換の必要性や小型化できない問題がありました。

 

 

【尿発電によるワイヤレス尿漏れセンサーシステム】

 今回試作した電池のいらないワイヤレス尿漏れセンサーシステムを図1に示します。人間の尿で発電する尿発電・電池を用いることにより、発電の有無で尿漏れ検出を行うとともに、得られた電力で送信機を駆動することにより、無線での尿漏れ検出を可能にしました。本システムでは、わずか4滴の尿を尿発電センサーに垂らすだけで3m離れた受信機に尿漏れ情報を送信し続けることができます。 



     

 


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