西川産業と京都西川、西川リビング（大阪市）の西川同族系３社は経営統合へ協議

寝具メーカー大手の西川産業と京都西川（京都市）、西川リビング（大阪市）の３社は経営統合へ向けた協議を進めると発表した。2019年２月１日をメドに３社を合併する予定だ。健康志向の高まりなどを背景に睡眠への関心は高まっている。３社の経営資源を集め、競争力を高める。合計売り上は700億円規模で、寝具市場では寡占的規模へ発展する可能性が高い、それぞれの地域市場では、百貨店での販売を展開、生産から小売りまでの巣直複合業態を展開、3社合併によって,寝具生産から小売りまでを含む,国内最大の垂直複合業態を構成、寝具市場におけるイメージ寡占の構築が可能となる見込み

　西川産業など３社は1566年に滋賀県で創業した生活用品店が起源とされる。1941年に東京、京都、大阪に構える寝具専門店がそれぞれ独立し分社化。その後、西川産業、京都西川、西川リビングへと成長した。統合が実現すれば80年ぶりの再結集となる。

　西川産業は17年に睡眠環境の改善を支援するサービス「ねむりの相談所」を立ち上げたほか、３月にはパナソニックと睡眠関連サービスの共同開発を始めている。