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11023、資生堂の中国ネット通販、丸紅と提携、コールセンター、物流網の提供を受ける

2011年10月10日 15時57分22秒 | thinklive

自前のネット通販で全中国を対象とする日本企業は資生堂が始めて、中国のネット通販の最初の成功者となれるかどうかは、資生堂の中国売上、12年度、1000億円規模へ反映する?

通販にあたって資生堂は、今回の通販にあたり、入札の結果、丸紅と提携し、物流とコールセンターの業務を委託した。丸紅の関連会社の北京外紅国際物流と、コールセンター事業を手がける上海の益峰客戸関係管理が、上海に設けた通販物流センターを拠点に中国全土に向けた物流業務とコールセンター業務を提供する。丸紅では資生堂の事業を手始めに、中国通販ビジネスを今後、急速に拡大したい考えだ。

*丸紅は05年から子会社の北京外紅を通じて資生堂の化粧品を華北や東北、西北地区中心に1600店舗に配送するなどの協力関係にあった、丸紅は今回資生堂のネット通販が中国における第一弾、今後もネット通販を希望する企業が増加すると考えて、新設した上海の倉庫には拡張用のスペースを確保した、

 マル紅はグループ会社のコールセンター「テレマーケティングジャパン」を活用する、中国でのコールセンターの扱いも大手、では、化粧品についての問い合わせ、オンラインカウンセリングなども実施。若い層の肌やニーズに基づいた化粧品、美容法を提案していくことにしている。

 また、資生堂では主力であるヘアケア商品の「TSUBAKI(ツバキ)」を11/12月から中国で本格的に展開する。これまで日本から輸出した商品を中国で販売してきたが、地場の消費者向けにアジャストした商品を現地生産し、都市部のスーパーやドラッグストアなど1万店規模で販売する。コラーゲン配合の美容飲料テスト展開なども計画している。

  上海を訪れた資生堂の末川久幸社長(52)は「TSUBAKI」の中国本格展開に合わせ、上海工場の能力増強に着手する方針を明らかにした。TSUBAKIブランド製品の海外での初生産となり、上海工場で第4工場棟の建設を進める。投資額は約30億円で2013年上期の稼働を見込んでいる

 末川社長は全社売り上げの10%以上を占める中国事業について「中国の化粧人口はまだまだ伸び、都市部だけではなく全土にパイは広がっていく」と指摘。売り上げ、営業利益率とも、中国で年率15%以上とする経営目標の達成に自信を示した。


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