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海運3社の統合会社、業績の下方修正発表、

2018年10月19日 13時55分12秒 | 乗用車」

17日の東京株式市場で、海運大手3社の株価が急落した。前日に3社が発表したコンテナ船統合会社の業績の大幅な下方修正を受け、機関投資家を中心に売りが膨らんだ。3社の値下がり率は、いずれも東証1部のランキングで5位以内。統合会社の業績回復のめどは立っておらず、当面は株価の重荷になりそうだ。

 

コンテナ船統合会社の2019年3月期の連結税引き後損益は、6億ドル(約672億円)の赤字となる見通し。従来予想は1億1000万ドルの黒字だった。持ち分法出資の割合に応じて、各社の業績に影響する。

最も下げがきつかったのは、19年3月期が一転して最終赤字になると発表した川崎汽船。17日の終値は1806円と前日の終値から14%(303円)下げた。4~9月期の業績予想を下方修正した商船三井も8%(239円)安の2941円となった。

日本郵船は6%(126円)安の1961円で取引を終えた。同社は業績予想は「精査中」としているが、下方修正リスクが懸念されている。

コンテナ船統合会社の下方修正は積み高が想定を下回っていることによる。市場では来期以降の業績に対する不透明感が指摘され始めた。野村証券の広兼賢治氏は「シェアの落ち込みは一過性の問題ではない。不採算航路の削減など、何らかの手を打たなければ来期の黒字転換は危うい」と指摘していた。


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