東京都調布市で起きた小型飛行機の墜落事故で、事故機を操縦していたとされる川村泰史機長(36)は大阪府出身。海外で小型飛行機の操縦免許を取り、日本エアロテックでの勤務を経て約2年前、パイロットを養成するシップ・アビエーション社を設立した。
この日夕、記者会見したエアロ社の小山純二社長は「(川村機長の操縦で)何度も乗ったが、安心感があった。好青年だし、頑張り屋だった」と話した。
同乗者の一人で、重傷を負った文京区の花房剛さん(35)は、アパレル関連会社に勤務。同僚社員によると、イタリア駐在も経験し、現地メーカーの調査などを担当したという。
東京都調布市で26日起きた小型機墜落事故。墜落した小型機の機長の川村泰史さん(36)は、操縦免許取得を目指す人を教育する会社を経営するかたわら、子供を対象にした「航空教室」で講師を務めるなどしていた。
国土交通省によると、川村さんは米国でパイロット免許を取得し、その免許を2006年に日本国内の自家用操縦士の資格に切り替えた。さらに同年、事業用操縦士の資格を取得。その後、操縦免許取得を目指す人を教育する国家資格「操縦教育証明」も取得している。操縦士資格を取得後は2年に1回の技能審査があり、直近では14年3月に受けている。1年に1回必要な航空身体検査も今年2月に受けた。その際の申告では、総飛行時間は約1500時間としていたという。
小型機を管理していた日本エアロテックによると、川村さんは約2年間同社で勤務し、操縦訓練を行う会社「シップアビエーション」を設立して独立した。シップ社は日本エアロテックと同じ建物内に事務所を置き、小型機を借りて事業を行っていたという。
川村さんは自身のフェイスブックで、「航空教室」で教えた子供たちについて「将来パイロットになるって言ってくれたのが、ボクにとっての最高の夏の思い出でした」と感想をつづっていた。
日本エアロテックの小山純二社長は川村さんを「信用できるパイロット」と話した。川村さんは26日午前、普段と変わらない様子で「行ってきます」とあいさつをしてフライトに向かったという。【山田奈緒、松本惇、高島博之】
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