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17428、アフガン大統領,タリバンの首都襲撃はNATOの情報失敗、非難?

2012年04月17日 14時09分51秒 | thinklive

アフガン襲撃、カルザイ大統領が「NATO軍の失敗」と批判
ロイター 4月17日(火)9時57分配信

4月16日、アフガニスタンののカルザイ大統領は反政府勢力による襲撃事件について、NATO軍などが情報収集面で失敗を犯したことが原因だと批判した。(2012年 ロイター/Omar Sobhani)


[カブール 16日 ロイター] アフガニスタンの首都カブールで、反政府武装勢力タリバンが西側の大使館が集まる地区などを襲撃した事件について、同国のカルザイ大統領は16日、駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍などが情報収集面で「失敗」を犯したことが原因だと批判した。

カブールで西側大使館などへ同時多発攻撃

大統領執務室は、「テロリストが首都などに侵入したことは、特にNATO軍の情報収集面での失敗を露呈させた」との声明を発表。一方、米国防総省のリトル報道官は、そうした失敗はなかったと反論している。

この事件では、反政府武装勢力タリバンが15日、独英大使館や国際治安支援部隊(ISAF)本部を主要な標的として襲撃。事態は18時間かけてようやく鎮圧され、アフガン大統領執務室によると、武装勢力36人、アフガン治安当局者11人、市民4人が死亡した。

襲撃をめぐってはタリバンが犯行声明を出しているが、米国はタリバンと関係があるハッカニ・ネットワークによる犯行とみており、パネッタ国防長官も記者会見で「ハッカニ派が襲撃を計画したという情報はある」と述べている。

 

アフガン大統領、ISAF撤退後の治安維持に自信 攻撃制圧を評価
CNN.co.jp 4月17日(火)10時21分配信


カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールや東部各地で15日から16日にかけ相次いだ武装勢力による攻撃で、カルザイ大統領は16日、アフガン治安部隊による制圧を評価し、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)が来年完全撤退しても、自力で治安を維持できるとの自信を示した。

 

カルザイ大統領はCNNの番組に出演し、著名ジャーナリスト、クリスティアン・アマンプール記者のインタビューに答え、「昨日示されたように、ISAFの撤退後もアフガニスタン軍が自国を防衛出来ると私は確信している」と述べた。

 

モハマディ内相によると、攻撃は18時間近く続き、民間人4人と治安部隊員8人が死亡、約65人が負傷した。カブールへの攻撃としては、昨年9月に米大使館とNATO本部が襲われてから最大の規模となった。

 

アフガン治安部隊は各地で攻撃への対応を主導し、16日にはカブール中心部に残った武装勢力の拠点2カ所を制圧した。また、自爆テロの実行を図った武装勢力メンバーを15日に2人と16日に1人、未然に拘束したという。同内相によれば、武装勢力側の死者は35人に上った。大半は治安部隊に殺害され、自爆実行に至った者はほとんどいなかったという。
反政府勢力タリバーンが犯行声明を出したが、拘束者の一部は、国際テロ組織アルカイダとつながりを持つ武装組織、ハッカニ・ネットワークのメンバーだと供述した。専門家らは、タリバーンには単独で大規模攻撃を仕掛ける能力が残っていないとの見方を示している。

 

カルザイ大統領は一方で、攻撃を事前に察知できなかったのはアフガンとNATOの情報収集態勢がうまく機能しなかったためとの見方を示した。

 

パネッタ米国防長官は16日、米国はハッカニ・ネットワークが大規模攻撃を計画している可能性を把握していたと述べた。米国防総省のリトル報道官も、武装勢力が例年攻勢を強める春の到来を前に、「このようなことは十分起こり得ると考えていた」と語った。ただ、具体的な攻撃の時期や場所は判明していなかったという。

 

ハッカニ・ネットワークは20年以上前に結成され、旧ソ連のアフガン侵攻への抵抗運動で主要な役割を果たした。最近はタリバーンの地盤だったアフガン南部からカブール近郊、北部にまで勢力を広げ、アフガン最大の武装組織のひとつとなっている。タリバーンと同様、パキスタンにも拠点を持ち、アフガン側に駐留する米部隊に越境攻撃を仕掛けているとされる。



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