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東急不動産など、池袋東口、豊島区庁舎跡/地に、19年夏、巨大複合ビル、中、上層階に都内最大のシネコン

2017年07月18日 08時53分44秒 | thinklive

 東急不動産などは19年夏、東京・池袋で首都圏最大級のシネマコンプレックス(複合映画館)を開業する。大型商業ビルの中上層階に12スクリーン計約2500席のシネコンが入る。池袋では20年夏、豊島区庁舎跡地にもシネコンが開業予定。池袋は東京の主要地域の中では映画館が比較的少ないとされるが、新宿などとの集客競争が激しくなりそうだ。

 このほど、池袋駅東口でビルを着工した。地上14階、延べ床面積は約1万6千m2。シネコンは4階以上に入る。「シネマサンシャイン池袋」など、全国でシネコンを展開する佐々木興業(東京・豊島)が運営する。地下1階から地上3階は商業フロアにする。

 シネコンでは大型スクリーンと迫力ある音響が楽しめる「IMAX」の次世代システムを東日本で初めて導入する。映画のシーンにあわせて座席が揺れたり、雨や風、水しぶきやにおいを体験したりする上映システム「4DX」も採用する。

 佐々木興業によると、池袋駅周辺には現在計17スクリーンの映画館があるという。今回着工したビルのシネコンの開業後、豊島区庁舎跡地には10スクリーンで計約1700席のシネコンが開業する予定。池袋エリアにある映画館のスクリーン数は一気に2倍以上に増える。35スクリーンある新宿駅周辺も上回る見通しだ

 東急不は「新宿駅周辺などに比べ、映画館が少なかった池袋は潜在的な需要が大きい」とみる。都内の城北エリアのほか、東京メトロ副都心線やJR埼京線の沿線など埼玉県を含む地域からの集客を見込んでいる。

 池袋駅東口では、東京建物などが豊島区庁舎跡地などにビル3棟を建設し、シネコンやライブ劇場、を含む8つの劇場が開業する計画だ。区は多様な文化が共存する「劇場都市」を目指す。東京五輪前に集中する再開発の効果で、池袋駅東口周辺のにぎわいが増しそうだ。


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