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品川周辺再開発、JR東、新駅含め5000億円投資。都心領域における多極化進展、

2014年07月17日 07時54分00秒 | thinklive

東日本旅客鉄道(JR東日本)や東京都などは品川駅周辺を再開発する。JR東日本は山手線の品川―田町間で開業予定の新駅隣接地に超高層ビル8棟を建設する計画。品川駅は羽田空港と近く、27年開業予定のリニア中央新幹線の始発駅にもなる。総事業費5000億円以上をかけて官民一体で「新たな東京の顔」となる国際的なビジネス拠点に育てる。

 再開発される地区で働く人の数は、六本木ヒルズの3倍以上の10万人規模になる見通しだ。

 JR東日本は品川駅から北に1キロメートル弱の場所に山手線新駅を設け、周辺の約13ヘクタールの土地に高層ビル8棟を建てる。高さは160メートル前後で3棟がマンション、5棟がオフィスや商業施設の入る複合ビルになる。JR東日本は「20年の新駅開業を目指す」(冨田哲郎社長)が、再開発が完成するのは20年以降の見通しだ。

 品川駅は27年の開業を予定するリニア中央新幹線のターミナル駅。駅と再開発でできる駅北のオフィス・住居街、駅東側のオフィス街を移動しやすくするため、一帯を2階部分で結ぶ自由通路を設ける。そのため今は2階にある京浜急行電鉄の線路と駅を1階に移す。

 品川と羽田空港の間を行き来する人も増えるとみて、都営地下鉄の泉岳寺駅も拡張する。都は品川・田町駅周辺のまちづくりのガイドラインを近く改める。品川駅周辺は国の特区に指定されており、ビルの容積率を緩和するなどして、海外から企業が進出しやすい環境を整え国際的なビジネス拠点にする。

  都内では、6月に開業した虎ノ門ヒルズ(東京・港)や丸の内・大手町地区など、海外からの人や企業の誘致を見越した再開発が相次いでいる。

JR東日本が山手線新駅と合わせ高層ビルの建設を計画する開発用地

JR東日本が山手線新駅と合わせ高層ビルの建設を計画する開発用地

 


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