*根本的な収益改善には、ホド遠い?
千趣会株価推移 844前日比-1(-0.12%)
千趣会は24日、ワタベウェディングと資本業務提携すると発表した。千趣会はTOB(株式公開買い付け)などを通じてワタベに34%出資し、持ち分法適用会社にする。千趣会は子会社でハウスウエディング事業を手掛けており、リゾート挙式に強いワタベと組むことで多様化する挙式ニーズに対応する。
TOBは7月27日から9月1日まで実施する。買い付け価格は1株700円で、取得額は約23億円になる見込み。TOBで応募株数が34%に届かなかった場合、ワタベが千趣会を引受先とする第三者割当増資を実施し、出資比率を34%とする計画だ。
千趣会は出資と並行してワタベに取締役や執行役員を派遣し、ウエディング事業における商品やサービスの開発、顧客開拓などについて提携を推進する。
千趣会には今年15/5月、J・フロントリテイリングが約23%出資し筆頭株主となった。千趣会の田辺道夫社長は24日の会見で「J・フロントとの連携も視野に入れ、結婚を起点とした新生活領域に事業を発展させる可能性もある」と述べた。
千趣会は同日、15年12月期の連結業績予想を下方修正した。最終損益は44億円の赤字(前期は17億円の黒字)となる見通しで、年間配当も従来予想の16円から8円に減らす。主力の通信販売事業で売り上げが落ち込み、円安による商品原価の増加も響く。従来は20億円の最終黒字を見込んでいた。*日経,7/25
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