アサヒ、インドネシア第2位の飲料水ブランドなどを189億円で買収
2013年 11月 15日
[東京 15日 ロイター] -アサヒグループホールディングスは15日、インドネシアで、容器入り飲料水第2位のブランド「Club」と、それに付随する資産を取得することで合意したと発表した。取得額は約189億円で、来年3月頃の譲渡手続き完了を予定している。
アサヒのインドネシアにある清涼飲料合弁会社とPT MultiBahagia(MB社/マルチ バハギア)が飲料水の製造・販売で合弁会社2社を設立しており、今回、その2社を通じて、PTTirtaBahagia(TB社/ティルタ バハギア)グループの飲料水「Club」や22カ所の工場、取水地などを取得する。「Club」は、インドネシアで10%弱のシェアだという。
2012年のインドネシアの清涼飲料市場は4700億円で、8年後、2020年には1兆円規模に達するとみられている。容器入り飲料水市場は、2012年で1400―1500億円で、年率10%程度の成長が予測されているという。アサヒは「中期経営計画2015」において、2012年には155億円だった東南アジアでの売上高を2015年に1000億円規模に拡大させることを打ち出している。
インドネシアの大手食品企業、インドフードCBP(ICBP)との合弁において、コーヒーや機能性飲料などの新商品の発売を予定しているほか、今年9月にペプシボトラーを買収するなど、事業基盤の強化を進めている。
アサヒ、インドネシアでペプシボトラーを約29億円で買収
2013年 06月 27日
[東京 27日 ロイター] - アサヒグループホールディングスは27日、インドネシアの合弁企業を通じて、米国飲料大手ペプシ社のインドネシアボトラーであるペプシコーラ・インドビバレッジズ(PCIB)を買収すると発表した。約29.4億円で発行済みの全株式を取得する。
クロージングは8月末ごろを予定。
PCIBは2つの工場を有しており、アサヒでは、工場や販路などの獲得に加え、昨年9月に設立したインドフードCBP社との合弁会社とのシナジー創出を目指す。合弁会社からは、今年中に新商品を上市するほか、14年6月までに新製造拠点で製造を開始することも決めた。
インドネシア清涼飲料大手インドフードCBP、容器入り飲料水市場に参入へ*2013/10/18
インドネシア清涼飲料大手インドフードCBPスクセス・マクムル(ICBP)は16日、傘下のインドフードアサヒ(IASB)とアサヒインドフード(AIMB)の2社がマルチ・バハギアと合弁会社を設立し、容器入り飲料水(ミネラルウオーター)の製造・販売で合意したことを明らかにした。ジャカルタ・ポスト(電子版)が17日に伝えた。
合弁会社の設立によってICBPは、ノンアルコール市場の30%以上を占める容器入り飲料水市場分野への新規参入を果たす。IASBとAIMBは、ICBPとアサヒグループホールディングスの合弁会社。