練馬区教委は徳川家光の朱印状を含む「愛染院文書」を区指定文化財に、ケヤキの大木に囲まれた「井口家の屋敷林」(立野町)、丸山東遺跡(豊玉北6丁目)出土の石棒(縄文時代中期)、谷原の庚申塔(1709年建立、富士見台4丁目)の3件を区登録文化財に加えた。
[参考:産経新聞、東京新聞]
早速、行ってきました。江戸時代に創建された稲荷神社(富士見台3-42)のすぐ近くに、その庚申塔(写真)があります。
総高150㎝、塔身高さ90㎝、幅34㎝、奥行き24㎝。塔身部・笠部・頂部の3つの石(安山岩製)からなります。正面には青面金剛立像が、右側面には地蔵菩薩立像、左側面には阿弥陀如来立像が浮彫りされています。さらに文字としては、正面右側には「奉造立青面金剛現當二世祈所」、左には「宝永六己丑天 十月吉祥日」「願主 観照院」が、また右側面には「武州豊嶋郡谷原村」、左側面には「庚申講結衆二十二人」が刻まれています。
宝永六年とは1709年であり、観照院とは江戸名所図会にも登場する長命寺(現高野台3-10)の塔頭の一寺(19世紀初めまでに廃寺)です。
長命寺の現在の正式名称は「東高野山妙楽院長命寺」ですが、旧名称(1640年)は「谷原山(こくげんざん)妙楽院長命蜜寺」と号したそうです。
[参考:練馬区HP、江戸名所図会、新編武蔵風土記稿]
[参考:産経新聞、東京新聞]
早速、行ってきました。江戸時代に創建された稲荷神社(富士見台3-42)のすぐ近くに、その庚申塔(写真)があります。
総高150㎝、塔身高さ90㎝、幅34㎝、奥行き24㎝。塔身部・笠部・頂部の3つの石(安山岩製)からなります。正面には青面金剛立像が、右側面には地蔵菩薩立像、左側面には阿弥陀如来立像が浮彫りされています。さらに文字としては、正面右側には「奉造立青面金剛現當二世祈所」、左には「宝永六己丑天 十月吉祥日」「願主 観照院」が、また右側面には「武州豊嶋郡谷原村」、左側面には「庚申講結衆二十二人」が刻まれています。
宝永六年とは1709年であり、観照院とは江戸名所図会にも登場する長命寺(現高野台3-10)の塔頭の一寺(19世紀初めまでに廃寺)です。
長命寺の現在の正式名称は「東高野山妙楽院長命寺」ですが、旧名称(1640年)は「谷原山(こくげんざん)妙楽院長命蜜寺」と号したそうです。
[参考:練馬区HP、江戸名所図会、新編武蔵風土記稿]