歴歩

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石垣市・白保竿根田原洞穴 日本最古2万年前の人骨を発見

2010年02月04日 | Weblog
 沖縄県教委は4日、同県石垣市(石垣島)の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴で昨年に古代の人骨9点が見つかり、放射性炭素年代測定の結果、うち1点が約2万年前のものと判明したと発表した。
 人骨の直接測定で年代が分かったものとしては、これまで国内最古とされてきた静岡県浜松市の浜北人骨(約1万4000~1万8000年)より古い。
 県が整備を進める新石垣空港の敷地で2007年度に洞穴を発見。内部の土の中から頭、脚、腕などの人骨9点と多数の動物の骨が見つかった。琉球大、東京大などとの調査で、保存状態が良かった人骨6点を年代測定した結果、まとまって埋まっていた3点がそれぞれ1万5000年前、1万8000年前、約2万年前のものと判明した。散在していた残る3点は約2000年前などのものだった。
 人骨そのものが測定できず、炭化物など周辺物から年代が判明した国内最古の人骨は、那覇市・山下町洞穴で見つかった約3万2000年前のものとされる。
[参考:読売新聞、毎日新聞、時事通信、沖縄テレビ放送、琉球朝日放送、朝日新聞]
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