滑川市の上梅沢遺跡(滑川市梅沢地内)で8日までに、古墳時代初期(三世紀)の円墳などが発見された。円墳は県西部で見つかることが多く、同市内で出土したのは初めて。
調査は、県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所により8月から実施。3世紀ごろとみられる直径約20mの円墳と周囲からは祭祀に用いられる赤彩土器なども出土した。
ほかに、古墳時代終末期の竪穴住居跡計6棟も見つかり、うち5棟にはかまど跡も確認した。
かまど内で土器を火にかけるときの台として使われる支脚や、底には小さな穴が開いていて蒸し器のように使用した甑(こしき)、煮炊きに使ったとみられる「土師器」もあり、当時の炊事道具がほぼ一式残されていた。
堀立柱建物跡や畑、道路とみられる遺構も見つかった。水の浸入を防ぐため、周囲に溝を巡らせた「周溝」を備える住居跡もあった。
現地説明会が12日に行われる。
[参考:2009.9.9北日本新聞、2009.9.12中日新聞]
調査は、県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所により8月から実施。3世紀ごろとみられる直径約20mの円墳と周囲からは祭祀に用いられる赤彩土器なども出土した。
ほかに、古墳時代終末期の竪穴住居跡計6棟も見つかり、うち5棟にはかまど跡も確認した。
かまど内で土器を火にかけるときの台として使われる支脚や、底には小さな穴が開いていて蒸し器のように使用した甑(こしき)、煮炊きに使ったとみられる「土師器」もあり、当時の炊事道具がほぼ一式残されていた。
堀立柱建物跡や畑、道路とみられる遺構も見つかった。水の浸入を防ぐため、周囲に溝を巡らせた「周溝」を備える住居跡もあった。
現地説明会が12日に行われる。
[参考:2009.9.9北日本新聞、2009.9.12中日新聞]