ごきげんようでござる!
今宵もデストロン海洋攻撃部隊シーコンズより、エビ(エビ型モンスター)に変形する海中爆破兵、ロブクロウ(D-315、ロブクロウ、880円)の紹介でござる!
海洋攻撃部隊シーコンズは海洋生物の姿を模したモンスターモードに変形するトランスフォーマーでござるが、TVアニメの演出により同型機種が大量に登場する雑魚キャラクターとなってしまったでござる。
しかも! TVアニメ劇中ではロボットモードは登場すらしない、出てきてはヤラレるだけの存在であり、シーコンズ指揮官のタートラー(D-312、タートラー、1980円)との合体によるキングポセイドン(D-318、キングポセイドン、6200円)でも、使い捨ての手足としてしか描かれておらず・・・単品販売の必要性が無いように思われるでござるが・・・
ところが、どっこい!
本品は単品でもTVアニメ以上に魅力に溢れた商品なのでござる。
と・・・言っても1987年販売の商品なので可動部分は少なく、エビと言うかザリガニと言うか・・・まあ・・・エビ型モンスターなデザインでござる。
そう・・・ 地味にエビ型モンスターの口が開閉し、腕が可動するくらいでござるが・・・
付属の武器パーツ(キャノン砲)を取り付けてアタックモンスターモードに成るでござるが、このデザインが拙者的にツボだったりするでござる。
そして武器モード(ターゲットマスター)に変形するでござる。
そう・・・日本とは少々解釈が異なる海外設定では彼らはターゲットマスター扱いなのでござるよ。
しかも、付属するスタンドパーツを組み立てて飾れる事もできるでござる。
キングポセイドンの武器(キャノン砲?)として腕に保持される他にもスタンド装備のままなら、砲台風にも使えるでござる。
無論キングポセイドンの左右の腕部・脚部に合体可能でござる。
ロブクロウの形状上脚部への合体はムリだと思われがちでござるが、横に向ける事により合体は可能なのでござるよ。 ・・・デザイン上は変でござるが・・・ (笑)
そう・・・ロボットモードのデザインも千手観音風で、変!・・・と言うか・・・アニメーターには敬遠されそうでござる・・・ まさかコレが原因でロボットモードが登場しなかったとか? (笑)
そう・・・ 1998年にビーストウォーズ・Ⅱにてシーコンズ(D-21、ゴッドネプチューン、3980円)が再販された際に武器パーツや6体合体から5体合体に減らし、販売価格のコスト削減の為にロブクロウが何故か省かれた理由は作画がメンドクサかった事が原因だったりして・・・
う~む・・・考えられなくもないでござるな。
しかし・・・トランスフォーマーの世界感を深読みすれば、何故にビーストウォーズ・Ⅱにロブクロウと同型の子孫(?)が登場しないのかも推測できるでござる。
そう・・・
海中爆破兵ロブクロウは、その名の通り体内に自爆装置をもっており、数にモノを言わせた自爆攻撃を行なうのでござるよ。
う~む・・・雑魚兵士とは言え・・・悲しすぎるでござるな・・・
そう・・・アレだけ大量に居たロブクロウは自爆攻撃により一匹のこらず絶滅したでござる・・・ (合掌)
なお、本品は説明書に記されていないでござるが、スタンドパーツの組み合わせにより様々なカスタムが楽しめたりするでござるよ。
そう・・・TVアニメでのキャラクターの個性は無かったでござるが、商品は自由度が高く複数揃えてもバリエーションで個体差を再現できたでござるよ。
今考えれば合体セットも買っておくべきだったと後悔する一品でござる。