トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ヘッドマスターJr発進!

2007-03-25 23:04:26 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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本日能登沖地震の被害に襲われた被災者のみなさま、拙者は何もできませぬが、お見舞い申しあげます。

どうぞ、頑張ってくだされ!

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本日は1988年展開の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」より、ポリスカーに変形するサイバトロン・ヘッドマスターJrのレスキュー指揮官ゴーシューター(C-301、ゴーシューター、1800円)でござる。

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1988年度のトランスフォーマーは日米の趣向に合わせた結果、同じ玩具でも別シリーズと成り、本品も似本展開ではポリスカーに変形するヘッドマスターJr.ゴーシューターとして販売され、米国では成型色を変更して、ファイヤーチーフに変形するヘッドマスターのサイレン(01、海外版ゴーシューター、1800円+4PTS)として販売されているでござるが完全な別人設定でもあるでござる。

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日本設定のゴーシューターはロボット頭部に変形するマスターフォースで、日本人少年、剛秀太がマスターブレスを使いマスターフォース(強化服)に変身して、ポリスカー型のトランステクターにヘッドオン(合体)したトランスフォーマーでござる。

なお「超神マスターフォース」はヒーロー番組的要素も取り入れられているでござる。 一応変身アイテムであるマスターブレス(680円)も販売されたでござるよ。

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日本設定ではパトカーは自己意思のないトランステクターで、ドライバーの操作無には動かないようでござるが・・・ 剛 秀太の年齢は13才なので、ポリスカーを乗り回すのはちと苦しいのではないでござるかな? (笑)

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フィクションの世界だとはいえ、年齢的適合性のある演出を心得なくと萎えてしまうものでござるよ。 そう、日本の場合は主人公を視聴者層に合わせて共感をもたせるように演出している為に若くなってしまうでござるが・・・ 冷静に見ると変でござるよな?

無論、世代により観方が変わってくるでござろうが、拙者的には戦場に子供を送らない為の米国のオヤジ主人公の正当性を支持したいでござる。 (笑)

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まあ、一応未来の話でござるから、剛 秀太の通う日本のインターナショナルスクールは世界中の優秀な子供たちを在学させているので、飛び級と同じで天才児は国際的に車の免許くらいは優遇されているのかもしれないでござるな?

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さて、商品はドライバーである剛 秀太を乗せる事ができるのでござるが、余剰パーツ対策として、ヘルメットを座席として使用し、武器パーツを取り付けたアタックカー(アタックモード)に組み替える事も出来るでござる。

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因みにポリスカーモードでの設定はマッハ8.5(?)で走行でき、マイクロコンピューターには、犯罪に関する全てのデーターがインプットされているそうでござる。

トランステクターも負けず劣らずのトンデモ設定でござる。 (笑)

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まあ、アニメにリアリティを求めてはいけないでござるが、リアリティのあるフィクションの方が面白いといえば面白いハズでござるよな?

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さて、ロボットモードの変形は小型簡略化されたヘッドオンシステムとはいえ、パラメーターギミックは健在で、ヘッドオンと共に胸部パラメーターがSPT(6)、STR(6)、INT(7)で表示されるでござる。

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ロボットモードは前作の主人公クロームドーム(C-101、クロームドーム、2300円)より主人公らしいデザインで流石は日本支流と言いたいところでござるが、玩具は米国基準に合わせているので両足が繋がっているいる等の大味な造形が不満なのでござるよな。

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さて、ゴーシューターは「大人の事情」でレスキュー指揮官に任命されてしまったでござるが、よくよく考えると無理のある設定でござるよな。

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ゴーシューターの設定では、スポーツ万能正義感あふれる日本少年(13才)で、サッカーチームのリーダーを務めるほどの実力でコンピューター操作が得意だったりするそうでござる。

故に正々堂々と勝負することに拘るあまり、卑怯な攻撃には逆上して我を忘れる性格だそうでござるな。

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ロボットモードの能力値は体力(6)、知力(7)、速度(6)、耐久力(7)、地位(7)、勇気(9)、火力(6)、技能(6)で設定されており、武器はプラズマパワーライフルと頭部のプラズマガンで、必殺技はサッカーで鍛えた「サイキックバースト」と呼ばれる回転キックでござるが・・・ 商品では全く再現できないのが辛いでござる。

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なお、一応ヘッドマスターJrは他の商品とのクロスヘッドオン(交互合体)可能でござるが、デザイン上、他の胴体と交換してもイマイチ似合わないでござる。

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しかしまあ、「トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」より、日本と海外では異なる展開を行い日本ではヘッドマスターJrなるカテゴリーが誕生したでござるが、日本人の感性に合ったキャラクター性はトランスフォーマー・シリーズ全体の異色作(矛盾)でござる。

シリーズ全体の流れから考えると、彼らヘッドマスターJrはトランスフォーマー(トランステクター)が命を持つまでの繋ぎ・・・否! 彼らの意思を継ぐ魂(スパーク)が誕生するまでの物語と考える事ができるでござるかな。

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そう、TVアニメの最終回(47話「マスターフォースで君もトランスフォーム」は総集編になるので42話「戦闘・・・ そして」が実質的最終回)は、トランスフォーマーの超ロボット生命体としての誕生の起源を再現したモノと推測するでござるな。