テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

第15次讃岐遠征①(善通寺)

2011-02-21 12:57:16 | 国内旅行ー香川
 松山の言い伝えどおり、椿さんがすんで暖かくなってきたので、シャム社長と香川に行きました。まず1軒目は、「よしや」に。



 冬場であろうとなかろうと、2人ともひやひやの小(220円)。お店の人に渡してもらったとたん、イリコ出汁のいい香りが漂います。いつものように、強いコシのあうるどん。しかも、「宮武」系のねじれ入り不均一うどんです。団体さまが到着する前にすべりこんだので、待たずに食べることができました。



 2軒目は初めて行く「百こ萬」。何に由来する店名なのでしょうか。



 善通寺市の中心部からちょっとはずれた国道11号線沿いにあって、店内はかなり広かったです。



 天かすが2種類あるのが珍しいです。赤い色の天かすは、唐辛子が入っていて辛いです。



 私は名物のしこぶっかけ(300円)。ひやむぎのような細いうどんです。ぶっかけ出汁は、ちょっと薄味。



 シャム社長はしょうゆうどん(310円)。こちらは太めのすべすべのうどん。コシがあります。結論からいうと、このふつうのうどんの方がおいしいのでは。もちかえり用のうどんを大量に買って帰っていった地元の人も、太いうどんの方を購入していました。しこうどんは、まあ、話のタネに。



 3軒目は、善通寺のすぐそばにある「オハラ」。



 開店9周年で、かけうどんが90円に。



 これは、90円のものをたべるしかないだろうということで、かけうどんの小を頼みました。イリコをつかった出汁が、あっさりしていておいしいです。うどんは、温かいので、やっぱりやわらかめ。今度来たら、冷たいのを試してみよう。



 お店の前には、このような記念撮影用の張り形が。お見せできないのが残念ですが、シャム社長は顔を入れて記念撮影をしていました。年甲斐もなく、と思っていたら、後からきたおばさんもシャム社長のすがたを見て、これを使って記念撮影をしていました。



 4軒目は、人気店の「岸井」に。



 ここのお店の人は、みんな愛想がありません。香川のうどん店って、意外と愛想のない人が多いな、という印象。



 ビニールハウスの中で食べるのですが、ほんとうに植物の苗木があります。



 肉ぶっかけの小(400円)です。うどんの量がかなり多いです。肉は辛めの味つけ。かなり脂をまとっています。この前、食べたときはかなりコシの強さを感じました。この日は、弾力系のうどん。日によって、印象が変わるなあ。



これで、けっこう満腹。

「がんばろう」の県・宮崎へ出張②(青島・美々津)

2011-02-21 08:57:59 | 国内旅行ー九州・沖縄
 宮崎駅前です。かつて、新婚旅行というと宮崎という時代があったようですが、ピンとこない話でした。亜熱帯植物がいたるところに植えられていて、たしかに南国ムードを出しているから、簡単にハワイや東南アジアにいけなかった時代には、その代用品の役割を果たしたのかな。今となっては、ちょっとマヌケな感じがします。愛媛の宇和島駅前に初めて立った時も、そう感じたのですが。



 空いた時間を利用して、宮崎から列車で30分ほどの青島に行きました。



 奇観・鬼の洗濯岩がある場所です。宮崎県の南の海岸線は、いろいろと見所があるようなので、またゆっくりきたいものです。



 これまた宮崎発祥の肉巻きのお店があったので、試してみることに。



 一番単純なタレ焼きが300円でした。これがふつうの値段なのか、観光地価格なのか判断できません。つくりおきを温めているので、中のご飯がひっつきあって、モコモコのモサモサになっていました。大騒ぎするほどおいしいものとは思えませんでした。今度、松山市内のビジネスホテルのところにある肉巻きでも買って、比べてみるかな。



 寂れたお店にも東国原知事。宮崎における彼の存在の大きさを感じます。シャム社長なら、絶対に隣におさまったところを写真を撮らせることでしょう。どこかの市のローカル番組に出ていただけの新市長が「ぼくにはトップセールスができるんですう~」と、勘違い発言をしていたっけ。だったら、のしグッズでもつくってみやげもの屋で売ってみたら、市内各所に等身大の張り型でも出してみたら、と言いたいわ。「のし、それって誰?」の世界だろうに。



 もう1箇所、日向市の美々津に立ち寄りました。伝建地区がある街です。まだ電線の地中化も行われておらず、電柱がにょっきり立ち、電線が空中にあります。内子町のようなみやげもの店も展開していなくて、良くも悪くも、まだ観光地化されていません。



 港を中心に栄えた街ということで、このような共通の郵便受けが各家に取り付けられていました。



 資料館には、季節がら、雛人形が飾られていました。立派なものです。ここのおばあさんがお茶を入れてくれ、ひとしきり話をききました。社交的なシャム社長は、よく他人と世間話に興じますが、私としては珍しいことです。よっぽどヒマだったのかな。



 美々津のもう一つの顔は、日本海軍発祥の地。その巨大な記念碑が建っています。



 なんでも、この地から神武天皇が船に乗って東征に出発したんだそうです。



 国道10号線では、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐために消毒ポイントが設けられていました。



 アメリカのパニック映画みたいというと、マジメな人から不謹慎といわれるかな。



 宮崎は口蹄疫もあったし、新燃岳の噴火もあるし、「がんばろう」と気合を入れたくなる気持ちもわかります。はやく落ち着いてもらいたいものです。



「がんばろう」の県・宮崎へ出張①(宮崎市内)

2011-02-19 09:41:58 | 国内旅行ー九州・沖縄
 行って帰ってくるだけというような感じの宮崎出張でした。JR九州の列車は、色が派手できれいですねえ。渋い紺色のソニックもなかなかかっこいいし。それに比べると、JR四国はアンパンマン列車だから、ガクっときます。同じ西の島でも、感性の差は明らかです。途中、切干大根を干している光景を車窓にみたのですが、火山灰が飛んできたらたいへんだろうなあ。



 今や宮崎市内随一の観光名所となった宮崎県庁へ。守衛に威嚇されながら写真を撮りました。



 本館と道路を挟んだ場所に建っている8号館。



 その1階部分は、物産館となっていました。県庁の建物内部に物産館がある都道府県庁って、どのくらいあるものなのだろう。あまり記憶にないなあ。



 県庁のそばに「響」という有名ラーメン店があるのですが、すでに閉店。そこで「ちゃが商店」に行ってみました。



 豚骨ラーメン(650円)です。白濁したスープの九州のラーメンです。麺は細麺。こってりしているけれど、豚骨のへんなエグみや獣臭さはありません。



 街中に東国原知事の意匠があふれています。県民の支持が伝わってきます。「宮崎名物 煮干うどん」とあったので、興味をひかれて入ってみました。ちなみに、煮干は愛媛産だそうです。



 お店は香川のようなセルフ形式でした。いちばん安いふつうのうどんにしましたが、220円と、お値段も香川なみ。おばさんが青唐辛子をいれてくれました。さて、お味のほうは。スープはあさっりとした味で、青唐辛子を入れることで味が、たしかにしまった気がしました。うどんは、時間帯も悪かったと思うのですが、やわらかめでした。



 宮崎発祥のレタス巻き(190円)があったので、これも一緒にもらいました。まあ、話のタネに、という感じですか。



 そしてこちらはチキン南蛮発祥の店として有名な「おぐら」。山形屋百貨店のすぐそばにあります。
 


 メニューをみると洋食店です。



 店内も銅製の調理器具が飾られていたりして、洋食店の雰囲気。チキン南蛮というと、定食屋さんか居酒屋ででてくる料理という感じがしていたのですが、洋食起源の料理だったのですね。



 さて、こちらが元祖のチキン南蛮(980円)です。ソースが凝っている感じがして、たしかに洋食店っぽい仕上がりです。ソースの味は、甘味のあるタルタルソースという感じ。



 大きな鶏肉ですが、しっとりとしていて鶏肉の繊維が心地よいです。



 かなりお腹が太って(伊予弁。宮崎弁でなんというか、聞いておけばよかった)、帰路につきました。


とん通(カツ丼)

2011-02-17 17:18:00 | 大衆食堂
 道後樋又通りの「とん通」も、『タウン情報』に出ていました。まだ食べたことのないカツ丼で登場していたので、これも試してみることに。店内には、スワローズの選手の色紙なんかも飾ってあります。このようなお店に、プロ野球選手が訪れるんですね。



 「とん通」は、お店はせまくて汚いのです。しかし、注文が入ってからお肉の筋切りを始めるというような、ていねいなつくり方をいたします。そのため、けっこう出てくるまでに時間がかかります。



 しばらく待って、カツ丼(750円)のご登場。甘味のある濃い出汁で煮たカツがのっています。若干、玉子に火が通り過ぎてしまっている感じがしますが、味的には関東のカツ丼に近いものがあり、これは当たり。カツは分厚いです。



 こちらはカキフライ。これは、昨年食べたものの方が、しっかりと衣がついていて出来栄えがよかったような気がしました。



 カツ丼に関しては、『タウン情報』もたまにはいい情報を流します。

まるみ食堂

2011-02-17 17:15:30 | 大衆食堂
 ネコちゃんがお食事中の「まるみ食堂」。なんか『タウン情報』に出ていましたねえ。どうしちゃったんだろう。和田ラジヲさんが松山在住とは、不覚にも知りませんでした。



 冬場に入って、雑炊系の品が加わっています。



 ということで、カキ雑炊(500円)を頼んでみました。雑炊というと、飲んだ後の最後とかに食べることが多く、軽くご飯茶碗で1杯分のご飯の量で、ということになります。そんなのを思い浮かべていたもので、量の多さにちょっととまどいました。昼ごはんとしてたべるんだから、それなりの量がないと困るんで、これが当然なんでしょうが。出汁は、意外にも薄味で、変なくどさがありません。これだけで、けっこう満腹になりました。



 こちらは別の日に食べたカキフライ定食(680円)。去年は、なんかソースが甘いなあという印象を持ったのですが、今年はそんなことはなく、改善されていました。



 さて、うらぶれたオッサンたちに混じって(「まるみ食堂」では、誰もがうらぶれて見えてしまうのですが。私も他の人からは、そうみえているはずです)雑炊をすすっていると、お店の雰囲気にまったくあわない20代前半ぐらい女性3人組がお店に入ってくるではないですか。名物のえび天丼をたのんで、「うわあ、すごお~い」などと、ありがちな嬌声をあげていました。



 東京だと、ある店がテレビや雑誌に出たとたん、若い女性がおしかけて列をなすという現象が、よく生じます。松山でも、そんな都会的な現象が発生するのだな、と思いました。常連さんには、迷惑なことなんでしょうが。



 ネコちゃんもびっくりでしょう。