テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

東京のカツ丼、東京の蕎麦、東京の洋食など

2011-02-06 11:31:55 | 国内旅行ー東京
 東京はあたたかったです。少し間があいての出張でした。浜松町で、トンカツの専門店「燕楽」へ。



 トンカツはもちろん、カツカレーも有名なお店です。しかし、ひさしぶりに東京のカツ丼が食べたくなったので、カツ丼(1000円)に。分厚いカツと甘めの濃い出汁で煮られた玉ねぎが半熟の玉子でとじられています。このカツ丼を食べさせて取調べすれば、八百長だろが賭博だろうが、自白するってもんです。松山では、なかなかお目にかかららないカツ丼です。



 もれなくついてくるのが豚汁、というのが「燕楽」の特徴。濃い味噌汁の中に豚肉がはいっています。



 こちら、新江古田の「じゆうさん」。



 愛媛の砥部や西条にも、いいお蕎麦屋さんがあるのはわかったのですが、やっぱり東京の蕎麦を、時々食べたくなります。



 蕎麦の実を石臼で挽いているというお店だそうで、手挽きせいろ(787円)を頼んでみました。このそばつゆが非常に濃い味です。甘口になれた松山の人の口にはあわないかもしれません。でも、こういうそばつゆに接すると、「そばをどっぷりとつゆにひたしてたべるもんがあるか、つゆをちょこっとつけてすするんだあ」なんて、落語に出てくる台詞も納得ですね。砥部・西条の蕎麦店のつゆよりも、はるかにしょっぱいつゆです。こういうのに、関西人は文句を言うのかな。関東人は、こういう味に慣れているので、これでないと蕎麦を食べた気がしないのですが。



 細くてのど越しのいいお蕎麦。照明を落としてジャズが流れるという、最近のおしゃれ系手打ち蕎麦店にありがちな形態だったので、うまく撮影できませんでした。太い田舎蕎麦もあるので、次に来る機会があれば、そちらも試してみたいです。
 


 修復中の東京駅。すっぽりと作業用のカバーで覆われていて、クリストの前衛芸術に見えないこともありません。



 東京駅の前の新丸ビル5階にある洋食店の「大宮」で昼食をとりました。ハンバーグ、カレーなど、2000円前後のものが、料理一品の価格として平均的だという高級洋食店というものも、松山にありそうでない業態です。松山あたりだと、一品千円を超すと、かなり割高イメージをお客さんに与えてしまうのではないでしょうか。松山から見たら、東京がボッタクリに見えるかもしれませんが。こういう都心のビルでの営業は、たしかにどれだけ店賃払っていて、それがどれだけ料理の価格に転嫁されているのか、という問題もあることはあるのです。



 ハンバーグ(1700円)です。ご飯は300円。赤身肉をつかっているというハンバーグは、薄めでした。肉汁が滴り出るというタイプではなく、肉の旨みを味わうという感じのハンバーグです。表面もキチッと焼き目がつけられていました。ドミグラスソースが、なにかケチられたように思うのは、気のせいでしょうか。そこが、ちょっと不満。



 最後に、渋谷ではいつもの「喜楽」へ。この日は、もやし麺(750円)にしました。コシのある極太麺、焦がした玉ねぎの風味のするスープ、しゃきしゃきのもやし炒めをたのしみました。



 私の少し前に入店したお客さんももやし麺を注文していましたが、まちがってもやしワンタン麺が届いていました。まちがいに気づいた店員さんが、厨房の人に指摘したのですが、いまさらどうするわけにもいかず、「ワンタンおまけ!」といいました。うらやましかったです。どうせまちがえるのならば、俺の方のもやし麺でまちがえてよ。ということで、今回は松山ではなかなか味わえない関東の味にふれることができました。