テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

はまさく

2011-02-09 09:08:54 | 和食
 以前、「焼鳥ダイニング鈴木」を教えてくれた、松山の居酒屋を制覇したと豪語するお方の、もう一つの推薦店「はまさく」にシャム社長といってみました。古株のシャム社長は、「はまさく」が別の場所で料亭として営業していた頃に行ったことがあるとのことでした。大街道のビルの3階にある現在の店舗は、初めてだそうです。



 先付けは、白子、湯葉、エビ、豆乳豆腐などでした。かなり酸っぱいポン酢系の出汁でしたが、白子が濃厚なのでちょうどいい感じです。



 おつくりは、イカ、ブリ、マグロの赤身・中トロ、鯛。ワサビは、もちろん本ワサビ。



 サワラとカキのすき鍋。これは、いい出汁がでていました。飲み干してしまいました。



 八寸は、ぬた、鴨ロースケチャップ煮、ほたて変わり揚げ、なまこ、菜の花生ハム巻き。シャム社長は、菜の花を見て、「そろそろ双海町の菜の花が見ごろかなあ」などと申していました。関東で菜の花といったら房総半島なんですけど。



 焼き物は、ブリの西京焼きとサケを酒粕に漬けたものを焼いたもの。これは、香ばしく焼けていたブリの方がおいしかったです。サケは酒粕のちょっと甘ったるい独特のの味と香りがつきすぎていました。まあ、それがいいという人もいるはずだから、ここらへんは好き好きです。



 蕪蒸しです。中には、鯛、アナゴ、タケノコ、シメジ、麩が入っていました。麩が入ったりすると、どことなく京都っぽくなります。



 最後に、鯛とタケノコのご飯に、しょうが汁。しょうが汁は体が暖まります。



 そして水菓子として、イチゴなどの果物。ここで事件発生。ここまで上機嫌でおいしい、おいしいと、出汁を猫のように嘗め尽くす勢いで食べていたシャム社長が、次第にご機嫌斜めになっていきます。「どうしたんですか社長?」というと、「もう終わりかいな」といいます。「はあ、水菓子が出たから終わりでしょう」と私。すると、「まだ水菓子が出てこないぞな」とシャム社長はいいはります。よくよく聞いてみると、シャム社長は「水菓子」は羊羹か何かのことだと、この年齢になるまで思い込んでいたそうです。人には、誰でも勘違いというのがありますが、シャム社長はそれが多すぎるような気が…



 これで5500円でございます。羊羹はつきません。わりと気楽に立ち寄れるような感じのお店で、しかも市内中心部にある日本料理店ということで、同伴のみなさまがたの姿も目につくお店でございました。一組は、和装で日本髪を結った女性と連れ立っていました。シャム社長は涎をたらしながら、「ああいう女性は、どこのお店にいるぞな」ともらしておりました。

「はまさく」 松山市大街道2-3-5-3階  089-941-0916