定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

野崎白菜

2011-02-15 21:20:16 | ハクサイ
 白菜は、明治年間に中国から来た。野崎採種場では日本の風土に合うように改良し、野崎2号白菜を生み出し、これは、あいちの伝統野菜に指定されています。
 野崎2号白菜は7年間ほど栽培しましたが、揃いが悪く、割れも多いことから、最近では、その特徴を引き継いだ野崎123を栽培しています。
 野崎123は、ハクサイ本来の味や柔らかい歯ざわりを持ち、浅漬けや鍋物に好適です。
 早生種のため、寒に入ると表面の葉が枯れ、割れが入ってしまいます。
 ところが、外の葉を除けば、中は完璧な味。塩だけの浅漬けは柔らかく上品でなんともいえません。
 表面の葉が枯れた白菜を店頭に置いてみましたが、ほとんど売れ残りです。
 でも時々売れます。どんな人が買っているのだろう。その人は味を知ってしまったのかな。
 わずかな人の味の探究心に密かに感激しています。
 しかし、店頭では商品の説明はしていません。
 かみさん曰く「売る気あんの」だって。

コメント
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