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電言板

dengonban … diary & favorite

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過ぎ去っていくモノ

2005年03月19日 | 和み系
午後、友人とお芝居を観ました。
ローカルな劇団によるローカルなネタ満載のストーリーなので、
この街に長く住んでいる人ほどたくさん楽しめる、というお芝居です。

“人”は出てきません。登場するのは、“飛行機”に“空港”に、
“空港ターミナルビル”などなど。それを衣装とかぶりもので
役者さんが体現して、お話が進みます。
そのせいか、セットらしいセットはなかったです。
かといって違和感もないです。“モノ”が舞台の上で
動き回っているというのに、それが当たり前であるかのように
いつのまにか引き込まれていました。

ドッと沸いたり吹きだしたりと、基本的にはコメディですが、
それだけで終わろうはずがない。
街やモノ。人を囲んでいるそれらは技術が進むにつれ、
また利便性を求めて少しずつ変わっていく。
そうして次々と新しいことに目が向いてしまうけれど、
過ぎ去っていくモノが歴史となり支えてくれているからこそ、
安心して先へと進めるのかもしれない…。

そんな想いに浸りながらも、程よい心地よさとともに
帰宅の途につきました。
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