tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「サトイモ」考、こうも違う不思議。

2019年11月12日 | 季節の便り(北陸、福井)

 

サトイモ」は 「上庄さといも」(大野市)・「越前サトイモ」(勝山市)等、

福井県奥越地方と言われるこの地の特産物とも。

東京の知人から「上庄さといも」がほしいの要請

なぜ上庄?なのですが、地方の特産品ではそれなりのブランドとか。

そして、ここ10年毎年召し上がっていらっしゃるので「おいしい」の一言、

もういいとはいわないので、それなりの価値か。

処で、この時期サトイモは全国どこの地域でも「芋煮会」

等広く栽培されているものです。

土を洗い落としただけの里いも、3度目のいただきものです。

 

私は、京都・滋賀県甲賀市等、関西の地域に縁戚も幾軒かあり、

あの地で頂くサトイモは柔らかく、口の中に入るとぬるりと融けてしまいそう。

南禅寺近くでの「芋ボウ」はボウたらとサトイモの煮物は名物(湯豆腐と並び高価)。

 

一方、「当地の里いも」は、関西のような柔らかい芋は「やかいも」と

言って下級品扱い、

堅くて実がしまり、煮ても型崩れしないのが、特徴「堅いも」と呼ばれている。

 

サトイモは、通称「小芋」(子供の芋)、そして親いもは、

掘り起こされた田圃に放置され食しないのです(この芋の髄は青色)、

当地では、田圃で栽培されるため「田芋」とも。

一方、「親いも」は、「やつ頭いも」として関西では重宝

私も大好きな芋です。

芋のずいが赤く、その茎も「ずいき」などとしても食べられています。

2つの種類が有るのですね、

 

地域により呼び名は一緒でもこんなに違う扱い、

これが特産品なのでしょう。

それでも季節のおいしい物で有ることは間違いありません。


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