多年生の草本(そうほん)野草。
花弁は5枚、淡紅色で赤い斑があります。
下側の2弁は不同で大きく、白色。
花の形は、「ダイモンジソウ」のようで、
ちょうど花全体が「大」の字に見えます。
昔から薬草として有名。
「小児のひきつけ」には、新鮮な葉を水洗いし、
食塩を少しふりかけてもみ、もみ汁を口に含ませます。
葉は、「うるしでかぶれ」たとき、患部につければ効き目があります。
「はれもの、しもやけ、ひび」には、葉の黒焼きと、ゴマ油を混ぜて塗布。
「心臓病、肝臓病」などにも効果とか。
凄い。
「ユキノシタ」の葉は、一年中いつでも採れるので
山菜として「てんぷら」などで食する人も。
摘み取った葉は、「塩でゆでて水にさらしてから、酢味噌和え、辛し和え、
ゴマ和え、汁の実、煮物などにします」とある。
我家では、経験がありませんが、庭には数箇所にあり、
放置して時期が来ると開花しています。
種が飛んでくるのでしょう。
風が吹くと、白くひらひらとゆれ綺麗。
春先に報告した「ヒマラヤ雪ノ下」がありますが
同じ名前でも、似ても似つかぬ花。
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