(多忙が重なり、前回の老師の話を纏めることが今頃になり失礼しましたが、
毎回の老師のお話は、ぜひ報告したかったものです、ご理解ください)
最近調えられた庭、水仙が多く植えられました、来春に期待。
ゴーンごーん、老師の撞かれる6時の梵鐘。
全員すでに座につき始める。
早朝の静けさと緊張「ゴーンの響きと読経は」,
心に響く。
老師の座蒲、合図の小鐘がそばに。
私の座る位置、丸印。
今日の禅堂の設え。
スタートは、全員の「姿勢」を見てくださる。
老師が後ろに立たれる緊張は、今日2度目である。
突然、今日はしばらく実習をしましょう、
から始まった。
(座を中座して、老師のほうに向きなおり正座。)
- 坐禅は「調身」
座り方が要、足を組む前に、坐蒲の位置とお尻の座り具合に
違和感のないよう確認する。
足の組み方は2種類、結跏趺坐と半跏趺坐いずれも正式である、
右足の踵が左腿の付け根にくっつけ深く、
慣れてくると「2~3年で結跏趺坐」ができるようになる。
このようになると2時間座っていても足の痛みなど無い様になるもの。
身に着けている衣類は、四角い座布団の外に出さない
よう整える。
手は、膝の上固定して、右手の平の上に左手のひら広げて乗せる。
右人さし指の第一関節の上に、左手の指第2関節が合うように合わせる、
親指は相いたがいにして中指の真上に来るよう立てる。
背骨をまっすぐに立て、下腹を少し前へ押し出す感じ、
顎を引く、唇上下合わせ、舌の先を上あごの下、
目は静かに開く、どこを見るかの決まりはない、
人それぞれでよい。目は決して閉じない。
常に身の構えを点検して、座り続けていると、
姿勢が崩れてくるものが常、ここで又自己修正する。
この動作は、ユックリとユックリと実施するのです。
2.それが呼吸に現れる。
道元禅師様は、「私の勧める坐禅は」と。
先ずは、身を整える、次に調息その仕方は
長すぎず短か過ぎず、長短は何でもよい、
ただし、息の仕方については、留意すること。
無意識に呼吸しているのは、坐禅で無い、
坐禅でする呼吸は意識してする呼吸です。
このことが息を整えるということです。
坐禅は、ユックリと楽しんで座るのです。
整った姿勢で調息をする。
「ちしん」とは、どうなるのかというと、
「もって道に入る、深い命の源に入るこのことに全神経を集中する」。
此れが「禅師様の勧める坐禅」である。
10年に近い参禅の皆様も、そろそろ自然に身を整え
自分の呼吸を自然にするようになってほしい。
そうしたことができ人間が、宇宙のリズムに合ってくる、
そしてゆったりとした世界を感ずるのです。
こうして座る時間だけでも、道元禅師さまの
薦められるられる思いに
専念してください。
それでは、いつものように座りましょう。
坐禅始める前には、筋肉を緩める・深呼吸をしてくださ
身の構えがすんだら調息のイメージ
この動作をユックリ、ユックリ始めるのです。
体が慣らされた座る.
普段息を始めるのはいつか、吐き出すのかはいつか分らぬものでしょう、
この動作は意識しなくても、
この世の現実存在は、常に流動的で変化するもの
自然にやらされているのです。
これを「無常」といいます。
「無常」はまた「生きている」と言い換えています、
命の存在とは、無常の現れ、「妄想」。
意識しての呼吸の仕方が難しいとの声が聞こえましたが、
これに気づいた人はこれから
もっと深い階段に入った人、この楽しさを実生活の中で
素晴らしい世界を展開してほしい。
とは老師の締め。
坐後に頂く、いつもの「塩粥の味も」
一層の坐禅会となりました。
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