面白かった。
私の知る初めての学説、この種テーマーは、地元だけに色々な本がありますが、
こんなはっきりの指摘は初めて。
「平泉寺世界遺産講演会2016」として、勝山市が主催。
受講者は白山を取り巻く、近県の方達も多数くいらして、大盛況。
「白山開山伝承と泰澄」石川県歴史編纂室の東四柳史郎氏、
今一人は「比叡山延暦寺と白山平泉寺」京都国立博物館の下坂守氏。
来年2017年は、「白山開山1300年」になるのだそうで、
このテーマーや諸行事でにぎやかに成りそう。
とりわけ勝山市は、白山平泉寺を基本にした「世界遺産」登録を
申請したが棄却よりスケールを大きくする為、
岐阜・石川と合同で再申請も
評価が低く棄却。
聞くと福井を除く2県は、勢いが落ち、今では行政も全然力入れていない様子。
勝山市では、今も「白山平泉寺の南谷発掘を」つづけており。
「世界遺産」登録をあきらめていない事と「白山開山1300年」の為のイベント。
白山開山は、
1.1300年前「泰澄大師」により開山されたことは周知の通り、
されど本当にこの方が実在したのか疑問。
2. 「泰澄大師」は、福井県麻生津の生まれと伝承されているのは、
当時「平泉寺」の勢力が強く、福井生まれになっているのでは。
3.白山登山は、比叡山を統括した天台宗高僧が通った史実から、
畿内方面から登るのは、岐阜・石川より勝山が近かった地理的要素。
4.当時の天台宗が比叡山であり、今まで平地で修業していた僧が、
白山に命を掛けて修業の場にされ、
人民の信頼を得る過程が覘ける、仏教発展の歴史。
など、こんな切り口での講演はびっくり。
それでも違った一面は、興味がわいた。
毎々のご訪問ありがとう存知ます。
この講演のテーマ、門外漢の私しも良かった、
ましてやご専門の貴殿には、そんな学説?というくらい
面白く興味湧くものでしよう。
資料、お役にたてばと。