韓国では、旅行の予約をする際には、何件も予約を入れて、直前になって実際に行くところ以外はキャンセルします。
あまり他人の迷惑を顧みるということはしないように見えます。
これはもちろん「安全のため」ということがあり、旅行会社側も過剰予約を見越して予定数以上の予約を取っているので(というわけで、予約したにもかかわらず旅行に行けないという状況もあります)、どっちが卵でどっちが鶏かわからない状況もありますが、いずれにせよ日本ではあまり考えられない行動です。
また、韓国のマンションのエレベーターで、下に降りるのに「上」のボタンも「下」のボタンも押す人がいます。
降りるときに「上」のボタンも押しておいて家で待っていて、「ポーン」と到着の音が鳴ってから玄関を出ようという無精な考えによるものではないかと予想しています。
他の階で待っている人のことを、考えていないように見えます。
さらに社会意識の欠如している例としては、ボランティアというのも、学校の成績に結びつかなければなかなか参加しないということを指摘できます。
障害者施設や精神科病棟を作ろうとすると、地域住民が「地価が下がる」「そんなものを作るな」と反対デモを始めます。
これも程度の差かもしれませんが、まだ「社会意識」が発展途上の例ではないかと思います。