韓国の「情」の世界では、相手との距離関係がいきおい近くなります。
料理は大皿盛りが基本ですし、酒の回し飲み(杯を回す)もよく行われます。
身体接触も、日本に比べて多いことになります。
男性同士でも、手や肩どころか、背中や太ももをポンポン触ったりもします。
ある日本人が、韓国の人々が友人同士で手をつないで歩いている姿を見て「韓国にはホモセクシャルとレズビアンがいっぱいいるのか」と思ったそうです。
反対に、韓国人が日本に行った時に、日本人が距離を置いて席に座るので「寂しい」「距離を置かれている」「嫌われている」と感じるようです。
日本人が相手の韓国人を嫌っているから距離を置くのではなく、日本人の「距離感」で適当なところに座っているけれども、韓国人から見て「距離がある」ということなのだろうと思います。
日本人がピビンパを混ぜないで食べていると「親切な」店の従業員は「それじゃおいしくないから」とわざわざぐちゃぐちゃに混ぜてくれます。
韓国人と一緒にコーヒーでも飲もうものなら、「親切にも」砂糖やミルクを勝手に入れてくれます。
これは皆、「情」であり優しさであり、韓国流サービスなのです。