拝金思考の韓国は日本以上に個人投資が積極的な国だと思います。
銀行の預金は少ないのですが、人々が借金してまで株式に、土地に、マンションに、高利の商品にどんどん投資をしていきます。
高値が予想されるマンションなどは、販売日前に多数の人が並んで優先分譲権を入手します。
そして、その権利を他人に売ります。
これは、韓国がこれまで高成長率で進んできた中で、長期安定雇用でもなく、医療保険や年金や失業保険などの社会保障も整備されていなかったことから、自分の老後は自分で稼がなければならない、という点もあったのだと思います。
いまでも「名誉退職制」という早期退職制度が多くの企業にあるようです。
中高年齢者の再雇用は厳しいので、退職した人々はチキン屋などの自営業を始める人が多いようです。
自営業以外に高齢者の職場はあるのでしょうか。
ゴルフ場のキャディーやカウンター・バーのバーテンも若い女性しかいません。
一昔前であれば、大企業や政府を引退した人々は、退職金とその利子で悠々自適の生活を送れたそうですが、近年は利率も下がったので生活も大変なのだとか。
韓国の高齢者の就業率、とくに六十五歳以上の就業率は高いようです。
拝金主義という点では、ロト宝くじも加熱していて全財産を注ぎ込んだとかのニュースも流れたりして、一口の金額を下げ、購入金額の制限をつけました。
韓国の競馬も同様に、購入金額の制限があります。
「熱が入りやすい国民性」を、韓国政府も認めているということかも知れません。
韓国には日本と異なりカジノもあります。
ソウルにあるカジノは外国人専用ですが、韓国人も参加できるカジノが江原道にあります。
このカジノの周りには多くの質屋が並んでいるようです。