韓国の食堂では、キムチやおかずのおかわりは無料ですし、店の従業員と仲良くなるとどんどんおかわりを出してくれます(メインディッシュは無理です)。
場合によっては1000ウォン(約100円)ほどのおかわりご飯を(気分で)無料にしてくれる場合もあります。
このあたりは、「金額に見合ったサービス」というよりも「自分が親しみを感じる範囲内でのサービス」ということなのかもしれません。
韓国は「身内主義」という面もあります。
「誘いを断らない」とか「酒を断らない」というのも、情の世界の話かもしれません。
「融通を利かせる」「甘える」のも情の世界の特徴ではないでしょうか。
そのかわり、癒着や賄賂の巣窟ということも否定できないかもしれません。
韓国人と一度でも三次会・四次会とはしごをするとその後は親しみを持って付き合えるようです。
つき合いを深めて「情」を交わせば交わすほど、韓国世界が見えてくるということは言えると思います。
親しくなると「兄さん」「姉さん」というような呼び方もします。
韓国人とおつきあいをする際には、日本人の感覚では「お節介」と感じられるくらいのほうが身近に感じてもらえて良いようです。
弟分に対しては、大人であっても「風呂入ったか」「歯磨けよ」「勉強しろよ」と言ったとしても、なんらおかしいことではありません。