一時期、女性の「ヘソ出し」は下品だとかなり非難されました。
韓国ではまだ社会的に日本ほど露出が認められていません。
雑誌にはヘアヌードはありませんし、正規のAVビデオではいろんな部分をほとんど隠してしまって、一般に公開される18禁映画の方がよっぽどAVみたいです。
モーテルや旅館のAVビデオも、昔の成人映画の代名詞、大蔵映画のようにうまい具合に隠れています。
だからといって、男たちが禁欲生活に耐えられるはずがありません。
そう、韓国にはインターネットがあるのです。
エロサイトはたくさんありますが、とりわけ日本のAVに人気があります。
「白人のAVはハードすぎて面白くない」といい、日本ものは女の子も可愛いしストーリー性もあって、韓国人にも受けるようです。
日本でヘアヌードがなしくずし的に解禁となったのは、1990年代のことでした。
それがまではヘアが写っているとか、いないとかで、メディアも警察も一般人も大騒ぎしていたのですが、ひとたびヘア出しが普通になってしまうと、誰もそれを話題にしなくなりました。
というより、誰もがもうヘアのあるなしに関わらず、ヌード写真に飽きてきたというのが、現状のようです。
日本社会においては、全体的にエロティックなものをめぐる心のときめきが減少したというだけのことです。
韓国のヘア解禁、その時に喪われるのは、禁じられたものをこっそり見ることのエロティックなスリルです。
その結果、退屈しきった人々は、一時の日本と同じように、変態的なもの、鬼畜的なものへと向かい、やがてそれにも飽きてしまうことでしょう。
セックスに激しい国というのは若い国の証です。
日本人はどんどんセックスレスに向かいつつありますが、韓国はまだまだ国として若いということではないでしょうか・・・。