鉄卓のブログ「きままに」

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「あんたがたどこさ」に会う【JR九州熊本駅 鉄卓のフォト・ウォーク2019-13】

2019-10-15 | JR九州ウォーキング
2019年10月12日(土)

今日は地元熊本駅。

昨日夜までは早朝から唐津駅のウォーキングに参加して、熊本駅へ帰ってくる予定だった。寝る前、JR九州ウォーキングのホームページを見たら、台風対策で唐津駅コースは中止と発表されていた。

12日から3日間の「自由時間パス」を買っていたので、はてどうしよう。

で、大宰府の九州国立博物館の「三国志展」へ。ついでに二日市温泉で湯に浸かる。
二日市駅から博多駅へ、新幹線で熊本駅へ帰る。


(今日のマップ)


(今日のマップ)

15時半頃熊本駅スタート。

熊本駅の外観デザインコンセプトは建築家の安藤忠雄さんが設計した。熊本城の石垣の「武者返し」の反りなどをイメージした外観で熊本らしさを表現している。


(熊本駅)

熊本駅にはJR九州の新しい商業ビルなとが建設されている。工事現場には完成予想図が展示されている。

県庁所在地等のJR九州の主な駅は、商業ビルが前面に出て、その中に駅がある。駅舎は外観からは見えない。
熊本駅の商業ビルは駅舎と重ならない地点に建てられているので、正面から駅舎が見えるようになっている。
他の駅とは違う雰囲気の駅前になると思う。


(完成予想図)

新しい商業ビルは、旧0番線A乗場、B乗場の跡地を中心に建てられている。


(商業ビルは工事中)

坪井川を渡ってすぐ、白川に架かる白川橋があるが、渡らずに左折。あれ!坪井川に架かる橋の名前は?


(白川橋)

堤防を挟んで左側が熊本城横から流れてくる坪井川、右側が阿蘇から熊本市内へと流れてくる白川。
坪井川と白川はこの地点で合流していた。治水で両川を分離させたのは加藤清正。
白川の改修は「国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所」のホームページが詳しい。

堤防沿いを歩いて、熊本市の繁華街の方へと向かう。


(堤防は加藤清正時代に築かれた)

写真の向こう側から歩いてきた。


(ベンチ?日差しが強く無い日は弁当食べるのに良さそう)

桜町に9月にオープンしたバスターミナルと商業ビル「サクラマチクマモト」の上からはくまモンが出迎える。
周りを見渡すと、明日のラグビーW杯熊本会場の試合の応援に来られている外国の人たちがいっぱい。
新幹線の中で見かけた人たちもいる。


(サクラマチクマモト)


(サクラマチクマモト)

サクラマチクマモト前の広場にはW杯パブリックビューイングも設けられている。飲物の持ち込みは不可。ビールは公式スポンサーのハイネケンのみ。熊本の焼酎・お酒は販売されていた。

試合は明日。みんなリラックスして楽しんでいる。


(パブリックビューイング会場)

その横はW杯試合会場までのバス乗り場。


(W杯バス乗り場)

今日のメインイベント「水あかり」の会場はまだ点灯前。


(花畑公園)


(花畑公園)


(花畑公園)

その横では、城下町おおにぎわい市。ウルグアイタンゴの演奏があっている。熊本での明日の試合はウルグアイ対ウェールズ戦。


(城下町おおにぎわい市)


(W杯の看板)

加藤清正像の横、坪井川に架かる御幸橋を渡って城彩苑へ。


(熊本城と加藤清正)


(加藤清正銅像)


(城彩苑)


(城彩苑)

城彩苑を後にして坪井川に架かるさくら橋を渡る。橋を渡るとすぐにステーキの但馬がある。

今日から明日にかけて行橋~別府100Kウォークが開催されている。
私は3回参加した。3回ともスタート前日はここでランチして気合を入れた。


(但馬)

少し歩いて、坪井川に架かる船場橋を渡る。

「あんたがたどこさ」という童謡がある。
  あんたがたどこさ 肥後さ
  肥後どこさ 熊本さ
  熊本どこさ 船場さ
  船場山には狸がおってさ
  それを猟師が鉄砲で撃ってさ
  煮てさ 焼いてさ 食ってさ
  それを木の葉でちょいとかぶせ

その船場。この界隈には狸がいっぱいいる。
この写真以外にも狸がいる。
探しに来てみてはいかが。


(洗馬橋の狸)


(郵便ポストの上の狸)


(熊本市電電停横の狸)

童謡の2番では、船場川には海老さがおってさ、とある。


(洗馬橋の海老)

坪井川に架かっている「明十橋(めいじゅうばし)」は、明治10(1877)年に橋本勘五郎の手によって造られている。渡る。橋の横には大正8(1919)年に建てられた旧第一銀行熊本支店が建っている。


(明十橋と旧第一銀行熊本支店)

直進して、市電の通りへ。右折。少し歩いて、マップでは市電に沿って左折だがコースを外れて直進する。
この辺りは細工町、魚屋町、呉服町、紺屋町などの町名が残る。

加藤清正が熊本城を築城する時、城の南側に商人の町を配置した。
町割りは碁盤の目。四角に囲まれた一角の真ん中にはお寺がある。いざという時はお寺の境内に武士たちが集結し、中から敵を攻める。
これは、NHKの「ぶらタモリ」で紹介された。


(道路には古い街並みの絵図が掲示してある)


(お寺の壁)

この辺りは旧い家も多く、3年半前の熊本地震では、大きな損傷を受けた。
復旧できる建物もあるが、復旧を諦めた建物もある。

残念ながら、マンションに建て替わろうとしているところもあった。


(旧い建物が建っていたが・・・)

直進して来て左折。そして直進すると電車通りに出て、マップのコースに合流する。歩いた距離はマップのコースと変わらない。

そして右折。角の広場にはおてもやんの像がある。
おてもやんは、広場の近く米屋町三丁目の味噌醤油製造業の家に生まれた永田稲(イネ)という人が作詞、作曲、 振付けをし、お座敷唄として全国に広まった。今でも多くの歌手に歌われている。

坪井川に架かる橋を渡るのも6回目、祇園橋を渡る。


(角の広場)


(広場のおてもやん像)

歩道を渡って左折するとゴール熊本駅へ向うが、コースを離脱。100mあるかないかぐらいところにある北岡神社へ。

一対の楠木の大木の間をくぐり参拝すると、縁結びの御利益が授かると伝えられている。


(北岡神社)


(一対の楠木の大木)

西南戦争では薩軍の本営もあった。


(薩軍本営跡の碑)

コースに戻り、17時15分頃熊本駅にゴール。


(薄暗くなってきた熊本駅)

ウォーキングコースの距離は短かったけど、今日一日は長かった。
駅の中「肥後よかモン市場」にある居酒屋へ直行。ビール、酎ハイに焼き鳥。今日のウォーキングを終える。