最近は その気力も失せてしまい 止めていますが 以前は 時々 興味関心の有る新聞記事等を切り抜きして 溜め込んでいたものです。結局は 後日 見返したり参考にすることも無く 雑紙として処分、無駄なことをしていたものですが 未だに あっちこっち その残骸?が有り 雑物整理中に出てきます。
多分 5年、6年前の朝日新聞の記事だと思いますが 「美しいと思う季節の日本語・(「春」「秋」の繊細な表現に魅力)」が 出てきました。
どうも 朝日新聞の会員制サービス「アスパラクラブ」のウエブサイトで実施したアンケートの回答を集計した結果のランキング発表のような記事です。
「鮮やかな四季がめぐる日本には 繊細な季節感を柔らかく表現した言葉が昔から数多くあります。地球温暖化や異常気象。冷暖房の完備などで 微妙な刻(とき)の移ろいを体感するのは難しくなっていますが 深まりゆく秋に せめて季節語の豊潤さを味わい直したいと思いませんか」
と言った問い掛けから始まる記事です。
「美しいと思う季節の日本語」ランキング、
第1位 「夕凪(ゆうなぎ)」
第2位 「新緑(しんりょく)」
第3位 「木枯らし(こがらし)」
第4位 「花冷え(はなびえ)」
第5位 「夕立(ゆうだち)」
第6位 「朧月夜(おぼろづきよ」
第7位 「春一番(はるいちばん)」
第8位 {夜長(よなが)」
第9位 「麦秋(ばくしゅう)」
第10位 「春霞(はるがすみ)」
以下 「氷雨(ひさめ)」、「花曇り(はなぐもり)」、「薫風(くんぷう)」 、「鰯雲(いわしぐも)」、「遠雷(えんらい)」、「野分き(のわき)」、「雪明かり(ゆきあかり)」、「淡雪(あわゆき)」、「小春(こはる)」、「立秋(りっしゅう)」・・・・・、
記事では 回答者のコメント等も 一部紹介されていますが 例えば 第6位 「朧月夜(おぼろづきよ)」について 57歳の女性は 「霞(かすみ)がかった月が 源氏物語に出てくる春の月夜はこんなだったのかしら と思いをはせて みやびな気持ちになる」 と あります。
長い日本列島、四季の感じ方もかなり異なるでしょうし 生まれ育った環境、過去の思い出 等々で 同じ言葉に対しても 思いは 100人100様、このランキングに上がっていない言葉でも 「美しいと思う季節の言葉」、数多有るはずですが そんな言葉をずっと使えるような日本の季節の巡りであってほしいものです。
特に最近は言葉の乱れが目立ち過ぎます。
「風花」「はあて」「ふっこし」と地域によって呼び方は違っても、それなりの深い意味合いが感じられます。
此処へ越して来て面白かったのは(前にも書いた事が有ったかもしれません)町民運動会の選手を決める時に
地区の人達は徒競走を「からっとび」「ふっとび」という表現をしていました。
takeさんの本題で有る美しい言葉からは離れるかもしれませんが地域独特の言葉は貴重なものだと思いました。
地名もそうですね。平成の大合併でとんでもない地名になってしまった所も有りますが
元々の地名から私達はその由来を学び、そこから歴史も学んだものでした。
話が逸れてしまいましたね。 申し訳ございません。
特に 若者言葉や、マスコミがやたら無理やりくっつけた造語、日本語と外国語合体したような言葉・・等々、それが次第に認知され辞書にも載る時代、一方で その土地の方言等は 消滅的。
歴史時代小説で 懐かしい地名や言葉を目にすると嬉しくなる時有ります。
からっとび、ふっとび・・・、次の世代の人にも 伝わってほしいものですね。
季節の微妙な美しさをとらえる表現は、四季のある日本の言葉ならでは。
こういう感性を大切にしたいです。
色の名前、月や雨の呼び方・・・、風情、優雅・・、大切にしたいですね。
コメントいただき有難うございます。