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プリアンプは不要か(その1)

2011年05月14日 07時49分41秒 | オーディオ
“CDには十分な出力があるからアクティブなプリアンプは不要である”という意見がある。アッテネータで十分。SNも良いと。

確かにそうかもしれない。理屈は合っているように思える。

しかし…
音量が十分かと考えたとき、我が家では事情が異なることに気付く。

ボリュームを最大にしてもまだ音量不足を感じるソースが存在するのだ。

パワーアンプのゲインは確か31dB。スピーカーの感度は84dB程度である。決して特殊ではない。
現在、プリには暫定的にサラウンドプロセッサーを使用している。これに問題があるかもと判断し、思い切ってCDとパワーアンプの直結を試みることにした。

“可変出力を持たないCDプレイヤーとボリュームを持たないパワーアンプを直結する”

これを聴いたことのある人は少ないのではないか。自分も約30年のオーディオ歴で初めてのことだ。

抵抗一本挟むことのない究極の接続である。もしかしたら究極の音が聴けるかもしれない。

爆音が怖いのでパワーアンプの電源を慎重に操作して、遂に再生してみることにした。

ソースは昔ワンポイント録音で話題になったインバルのマーラー4番である。

(続く)