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オーディオと音楽について

フォステクスの大型モニターRS2(オーディオショウより③)

2004年10月11日 08時43分39秒 | オーディオ
横浜のAVフェスタはみなとみらい線ができたおかげでテクテク歩かずに済み、アクセスがとても楽になりました。

コンパニオンをビデオに撮るために来場するような情けない中年にはなりたくないと願いつつ、幾つかのブースを回りました。

さてタイトルの大型モニターRS2です。黒色HP振動板ユニットを採用したスピーカーは既にベルテックから発表されている為、それほど新鮮な感じはありません。トータルのデザインとしても3ウェイとしてかなりオーソドックスなタイプで、愚直なまでに物量を投入した極めて日本的なスピーカーだと思います。

音はそれを忠実に反映した、高解像度・高リニアリティ・ワイドレンジを絵に描いたようなもの。しかし、そんな凄い音が”スピーカーから聞こえてくる”のがはっきりわかります。私はスピーカーの存在感が消えるような音が好きなので、こういうのは気になってしまうのです。

ウーハーを小型化してスリムにしたり、側面につけたり、(例えば38cmウーハーを使用したN801では感じない現象なので)キャビネットの形状やら材質やらを工夫すれば、なんて思うんですけどね。

モニターシステムなので壁面埋め込みが可能である形状にする必要があるのでしょうか。

ともあれ、コンパクトモニターとして活躍しているNF-1の発表以来、FOSTEXはスピーカーメーカーとしての実力を着々と備えつつあると感じた次第です。

※ちなみに有名な80cmウーハーは私には蛇足と感じました。