ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

WBC世界フライ級TM ポンサクレック・クラティンデーンジムvs中広大悟

2006年05月01日 | 国内試合(世界タイトル)
この試合、今日タイで行われるはずなのだが・・・情報がない。
相変わらず人気が低迷しているボクシングだが、それでも世界戦
ともなれば、計量や公開スパーリングなどの直前情報がメディアに
載るものである。また、いくら海外での世界挑戦といっても、
話題性や期待感のある選手なら何がしかの記事は書かれるだろう。

つまり今回の中広の挑戦は、全くといっていいほど期待されていない
のである。無理もない。世間的には無名、しかも日本タイトル挑戦に
失敗(内藤大助に判定負け)したばかりの選手なのだから。

ポンサクレックは慎重派というか堅実というか、勝つことを最優先した
隙のないボクシングをすることが多いが、相手との実力差を見切ると
速攻でねじ伏せてしまう場合もある。恐らくポンサクレックにとって、
無名で格下(世界ランク17位)の中広との防衛戦は、来るべき大一番
(指名試合や暫定王者との統一戦など)に向けての調整試合のような
位置付けだろうから、序盤から容赦なく倒しにかかるのではないだろうか。

もしポンサクレックに油断があれば、そこを突ける可能性もないではない。
しかし真面目な性格と評されるポンサクレックであるから、多少の油断は
あったとしても、相手を舐め切ってしまうようなことはないだろう。
というわけで、中広が「まさかの」善戦を見せることはあるかもしれないが、
結局は地力の差でポンサクレックがKO勝ちするのでは、というのが僕の
(そして恐らく大方の)予想だ。

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さて結果は・・・スポニチの速報記事

この記事を読む限り詳細はよく分からないが(何ラウンドにダウンを
奪われたかも書いてない!)、KO負けこそ免れたものの完敗の
内容だったようだ。これを健闘と言っていいのかどうか・・・。