ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

ボクシングニュース

2006年03月30日 | その他
・イーグル京和、標的は亀田?

まあ単なるリップサービスだと思うが・・・。
それ以前に、WBA王者・新井田豊との統一戦は本当に実現するのだろうか。
これまで、日本のジムに所属する選手が統一戦に出た例はない。

ただし、同団体の正規王者と暫定王者が「統一戦」を行ったことはある。
WBCバンタム級王者の薬師寺保栄が暫定王者の辰吉丈一郎と、また新井田も
暫定王者のファン・ランダエタと統一戦をした。

・稲田、アメリカでWBC暫定王座決定戦

稲田は東洋太平洋ライト級王者。日本人離れした長い手足が印象的な選手だ。
そして決定戦の相手は、辰吉にKO負けしてWBCバンタム級王座を失い、
また決定戦で長嶋健吾をKOしてスーパー・フェザー級の王座を獲得した、
あのシリモンコン・シンワンチャーである。シリモンコンが勝てば3階級制覇だ。

稲田の勝機もなくはないと思うが、それより気になるのは、これが「暫定」で
ある点だ。もし稲田がこれに勝ち、また暫定王者のまま防衛戦に敗れ、その後
王座返り咲きを果たすことなく引退した場合、稲田の肩書きには一生「暫定」の
2文字が付いて回るのだろうか。まあ今から気にしてもしょうがないが・・・。

・史上初、日本王者vs東洋王者のタイトルマッチ!

これは楽しみな試合だ。以前から対戦が噂されていたが、本当に決まるとは・・・。
勝った方は2冠保持者となるわけで、スーパー・ウェルター級のクレイジー・キムと
並び、日本に2冠王者が2人存在することになる。これも史上初ではないだろうか。

試合の予想だが、内藤がベストの状態なら内藤の勝ちだろう。しかし内藤も既に
31歳、先日の中広大吾との防衛戦では動きに精彩を欠いていた。これがもし
年齢による衰えなら、小松の精力的なアタックをさばき切れず負ける可能性もある。