この試合は新井田の世界戦の前、いわゆる「セミファイナル」として行われた。
1ラウンドに2度のダウンを奪ったものの、その後は挑戦者の粘りと
つかみ所のない動きにやや手こずったように見えた木村だが、最後は
圧巻の攻めで長瀬を殴りまくってTKO。これで6度目のタイトル防衛、
しかも3連続となるKO防衛だ。この階級においては、木村の実力は
国内レベルではやはり図抜けている。
取り立ててスピードやパワーが抜きん出ているとは思わないが、
相手にとって予想しづらい角度やタイミングでパンチを放つのが、
本人言うところの「木村術」なのだろう。また、今回感心したのは、
接近戦での激しい打ち合いの中でも、しっかりとディフェンスを意識して
攻撃しているという点だ。
その反面、中間距離では不用意にパンチを貰うシーンが見られ、また
時折大振りのパンチをミスしたりもしていた。優れた技術を持っては
いるが、まだ少し攻防ともに粗さがあるのだ。しかし逆に言えば、
その粗さがなくなれば、世界レベルでもそこそこやれるのでは
ないだろうか。
もちろん今のスーパー・ライト級の「世界レベル」が恐ろしく高いのは
このブログでも何度も書いていることだが、だからといって必要以上に
ファンが悲観的になるのもどうかと思う。いきなり世界は無理でも、
それに備えて少しづつ実力を磨き、技の完成度を高めていけばいいのだ。
1ラウンドに2度のダウンを奪ったものの、その後は挑戦者の粘りと
つかみ所のない動きにやや手こずったように見えた木村だが、最後は
圧巻の攻めで長瀬を殴りまくってTKO。これで6度目のタイトル防衛、
しかも3連続となるKO防衛だ。この階級においては、木村の実力は
国内レベルではやはり図抜けている。
取り立ててスピードやパワーが抜きん出ているとは思わないが、
相手にとって予想しづらい角度やタイミングでパンチを放つのが、
本人言うところの「木村術」なのだろう。また、今回感心したのは、
接近戦での激しい打ち合いの中でも、しっかりとディフェンスを意識して
攻撃しているという点だ。
その反面、中間距離では不用意にパンチを貰うシーンが見られ、また
時折大振りのパンチをミスしたりもしていた。優れた技術を持っては
いるが、まだ少し攻防ともに粗さがあるのだ。しかし逆に言えば、
その粗さがなくなれば、世界レベルでもそこそこやれるのでは
ないだろうか。
もちろん今のスーパー・ライト級の「世界レベル」が恐ろしく高いのは
このブログでも何度も書いていることだが、だからといって必要以上に
ファンが悲観的になるのもどうかと思う。いきなり世界は無理でも、
それに備えて少しづつ実力を磨き、技の完成度を高めていけばいいのだ。