▲国の登録有形文化財となる明治期の砂防堰堤(4号堤)
3月19日、国の文化審議会で麻績村根尾地区にある芦沢石積堰堤4基が国の登録有形文化財に登録することが答申されました。
明治20年に当時の内務省が、信濃川上流域の砂流出防止事業の一環として構築した砂防堰堤で、現在は4基が建設当時のままの姿で残っています。
自然石をそのまま積み重ねた「空石積工法」で、ダムの形は上流からの土圧を堰堤と両岸山腹全体で受け止めるアーチ状となっており、当時の高度な技術で構築された貴重な堰堤とされています。
麻績村では、旧麻績小学校北校舎に続く登録で、これで村内には登録有形文化財が2箇所5件となります。
▼1号堤
▼2号堤
▼3号堤