1202話)バカで呑んべ

蔚県名物のひとつに剪紙(切り絵)があります。ツアーのみなさんと見学しているとき、案内役の劉志永さん(女性)が「すぐそばに小さなお寺があるので、行ってみませんか」と誘いました。昨日のことです。そしたら、そこの住職さんが「大同市の渾源県で、あなたが木を植えていたのを知っている。15年くらい前だ」と言いだしました。

大同で私は有名人だったのです、あはははは。というのは、地元紙の大同晩報が「私はバカで呑んべ」という大見出しで全面記事を載せたのです。そのせいで、どこの村に行っても、「バカで呑んべ」といって指さされました。

取材があったとき、私は酔っぱらってたんですよ。「どうしてあなたはこんなに長くつづけているのですか?」ときくから、「バカだからよ」「酒の勢い」なんて答えた。すると、「いえ、あなたは聡明な人です」というので、「かしこい人がこんなことするかい?」といったら、記者は絶句しました。ですので、責任は私にあります。

そしたら、その年末、一年の紙面を飾った十大人物というのに、私が選ばれました。さらに数年後、十年の紙面を飾った十大人物にも、私は選ばれたのです。そのたびに、バカで呑んべ。おもしろい!

おそらくあのお坊さん、その記事を読んで、印象に残っていたのでしょう。この記事が2002年4月14日付けですから、彼の記憶の15年前とほぼ一致しています。この記事、緑の地球ネットワークのホームページにおいています。

http://www.gen-tree.org/extras/newspaper/20020414_datong-evening-news.jpg
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