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241話)続・清明節

 緑の地球ネットワークが派遣する春のワーキングツアーが、昨晩の夜行列車で北京にむかって大同を発ちました。寒さもちょっと和らぎ、風も強くなかったので、フルに働いてもらいました。私も昨晩はベッドのなかで手足が痙攣をくりかえしたくらい。  それに先立って、大同市総工会主催の歓送会が開かれ、柴京雲主席が出席しました。彼についてはこのブログの221話「マルチタレント」でくわしく紹介しています。写真もそのとき . . . 本文を読む
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230話)かわいい案内人

 大同の農村で緑化協力をはじめてまもなくの1992年の秋。私はひとりでこの地方の農村を回りました。渾源県の青年団の幹部が最初は案内してくれたんですけど、中国語を解さない中年日本人に飽きてしまって、放り出されてしまったのです。それがよかった!  替わって案内役になってくれたのが、この子どもたち。かわいいでしょう! 遊んでいるところにすぐ近寄ると、警戒して逃げ出しますから、ちょっと離れたところに座り込 . . . 本文を読む
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227話)類は友を呼ぶ

 霊丘自然植物園の責任者が李向東です。BS朝日の開局8周年記念番組「よみがえれ!緑の大地」にも登場しており、つぎのように再放送されますので、どうぞ!  2月1日(日)21:00~22:55  BSデジタル5チャンネル http://www.bs-asahi.co.jp/daichi/  彼を「発見」したのは、私たちの代表の立花吉茂先生です。霊丘県上北泉村の果樹園をみたとき、 「この果 . . . 本文を読む
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225話)長江にいきる-秉愛の物語

 人はどう変わるか、わからないものですね。ずっとなかよくしていた馮艶が山形国際ドキュメンタリー映画祭(2007年)アジア千波万波部門で、小川紳介賞(グランプリ)&コミュニティシネマ賞を受賞し、ほかの映画祭でもたくさんの賞をもらっているんですって。この春から東京、大阪、京都、神戸など各地で劇場公開されるそう。タイトルは「長江にいきる-秉愛(びんあい)の物語」。くわしくは、下記でどうぞ! www.bi . . . 本文を読む
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221話)マルチタレント

 私たちのカウンターパートは6年前から大同市総工会です。この事業を担当しているのは副主席の柴京雲。彼のもうひとつの顔はタレントなのです。  弟・柴京海と2人で数来宝をやっています。漫才のようなもの。すごい人気なんですね。地元テレビの常連ですけど、それだけでなく中央や山西省のテレビにもでます。携帯電話をはじめ、さまざまなTV-CMにでていますし、大同市内には彼の写真をつかった広告塔があちこちにありま . . . 本文を読む
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158)私の通訳さん

 私の中国語が一向に上達しないのをみて、中国側が通訳候補を連れてきました。13年前の春のことです。王萍(ワンピン)という看護士で、埼玉医科大学で一年間研修した経験がありました。でもそれは5年も前のこと、日本語はほとんど忘れていて、通訳なんてできるかなというのが私の第一印象でした。  ところが彼女は頑張り屋なんですね。加藤純子さんという退職教員が大同に日本語を教えにきたという幸運もありました。たちま . . . 本文を読む
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番外)私のイラスト

このブログはもともと紙媒体のために書いているもので、(社)日中友好協会の機関紙「日本と中国」に連載中です。内容が必ずしも「友好的」でないうえに、5年もつづきましたので、そろそろ打ち切りかと思っていたら、来年もつづくのだそう。したがってこのブログも継続します。 2007年10月に私たちが迎えた訪日団の1人が、大同市総工会の柴京雲副主席でした。芸術の才能に恵まれた人なんですね。弟の柴京海と2人で、 . . . 本文を読む
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155)中国の大学で講演

 今年の9月、北京大学と新疆大学でお話しする機会をいただきました。参加した学生がとても真剣で日本の大学にはちょっとない雰囲気。この15年間に私たちがやってきたことをスライドで見てもらったんですけど、私もつい熱が入りました。  いつものようにクイズをだしました。黄河に流れ込む土の量は年間16億トンですけど、その土で幅1メートル×高さ1メートルの堤防を築くと、その延長は赤道を何周?というもの。半周から . . . 本文を読む
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132)3つの条件

 緑化協力を15年もつづけると成功、失敗の経験をたくさん積みます。成功の条件をまとめると3つ。第1は自然条件で、たとえば水のないところでは果樹は無理。第2は社会関係で、中国では政府の力が大きいので、その支持は欠かせません。第3は人的要素で、リーダーがとくに重要です。  この3つは独立していません。交通が不便で水のない村は人材がまっ先に流出します。結婚がむずかしいし、子供ができても教育の場がありませ . . . 本文を読む
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号外15)友を持つなら中国人

 12月5日から中国にきています。14年間、ともに事業に取り組んだ友人に囲まれると、自然と思い出話も。  大同で実際に事業を発展させたのは、協力相手の青年たちです。農民の微妙な利害の調整、市政府との折衝、技術問題への対処、日本人の受け入れなど、綱渡りの連続。横で見ていて、私なんか舌を巻くことばかり。  広大な国土に多数の人びとがひしめき、欧米や日本が4、5世代かけた現代化を、中国は1世代で実現中で . . . 本文を読む
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号外10)笑顔

 黄土高原の農村を回って帰国間際の日本の青年が私に話します。「貧しい村ほど人の表情が豊かで笑顔がすてきです。町はそれが薄れ、大同や北京では表情がとげとげしくなります。その先に大阪が待っていると思うと、帰るのがイヤになります」  私も同感。真っ黒に日焼けしたしわだらけの農民が、しわをもっと深くして笑うのがなんともいえない。好奇心いっぱいで、目を輝かせる子供たちもいい。そのなかにつかっていると、誰でも . . . 本文を読む
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号外09)県の林業局長夫妻

 大同の南60キロ、渾源(フンユェン)県の林業局長・温増玉(ウェンヅォンユィ)さんと森林消防の赤い小型四輪駆動車で造林地を回り、町まで帰ってくると食堂は閉まっていました。おかげで自宅に招かれ、夕食をごちそうに。私の宿から近いことを知り、味をしめて毎朝通いました。アワかジャガイモの主食にハクサイの漬物がつくくらい。  温さんのその日の予定が会議だと、私は帰って独自の日程を立てます。村に行く予定があれ . . . 本文を読む
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124)あたしも、うえる

 私たちの緑化協力の目玉の1つが小学校付属果樹園です。植えるのは主にアンズ。乾燥につよく、アワ、キビ、ジャガイモなどの作物に比べ収入増を期待できます。その一部を学校に寄付してもらって、失学児童の就学保障など教育支援に生かします。  私たちの事業継続にとっても効果的でした。なにが、って? 教育支援とからむことで、プロジェクトの主人公がこどもになりました。日本からくるボランティアに好評なんですね。かわ . . . 本文を読む
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110)ありがたいお客さま

 日本からのボランティアツアーのほかにも、私たちの協力プロジェクトを訪れる人がだんだん増えてきました。  最近では日中友好協会の平山郁夫会長夫妻、酒井誠常務理事、中日友好協会の許金平秘書長などの一行が、忙しい時間を割いて私たちの協力拠点・環境林センターを激励してくださいました。平山会長は「緑化地球造福千秋」の書と寄付金を残されました。  その少しまえには、メーデーの連休を利用して、中国人13人のグ . . . 本文を読む
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100)ともに汗をかく

 大同における緑化協力も15年目にはいりました。最初は事情もわからず、失敗が多かったのに、よくつづいたものです。 . . . 本文を読む
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