ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

11月に観た映画

2019-12-01 20:33:21 | 映画


非常に重い内容。
でも、演技力が求められる影のある役を演じさせると素晴らしい綾野剛さん。ある意味クールビューティーですがやはり複雑な心情表現を演じさせる見応えのある小松菜奈さん。そしてなんといっても笑福亭鶴瓶さんの圧倒的な存在感。これでもかというくらい追い込まれる人達。
最後にはすくわれましたが。
それにしても最近は邦画が素敵だな、と思わせる、涙がでそうな映画。

パリ、ニューヨークのよそおいも素敵な一部となっている映画。そこへ現代の社会不安(テロ)も織り込みながら、大人の童話のような映画。なんといってもギターの響き渡る音色、心にしみます
映画の中の台詞、結構、歳をとった自分にはささるものがありました。
”過去は変えることはできないと思っても未来を変えることによって過去は変えられる”
”若いときには目標がはっきりしなくても、がむしゃらに進んでも不安なかった。でも、歳をとると目標が見えなくなると不安になる”
”若い人達から声をかけられなくなったとき、尊敬されなくなったときに歳を感じる”
若者の恋愛映画とは少し趣の異なる大人の童話。秋に観るのにはピッタリの映画

横山秀夫さんの原作。
横山秀夫さんの作品はどちらかというと権力者側からの視点の作品が多いですがこの作品は逆。
中々、人物相関がわかりにくく、ようやく二組の双子、ということが。期待が大きかったので少し期待外れだったです。俳優陣は素敵ですが。

児童向けの映画。でも、大人が観ても面白い、とのことで(午前中病院へ行った)ウィークデーの午後に。
桃太郎、かぐや姫、人魚姫、アラビアンナイト、マッチ売りの少女、それぞれの話をうまく使ってその中を自由に自在に。子供には少し難しいかな、ちょっとウルッとしてしまいそうな映画。嫁さんはダメで隣で寝ていました😢

大牟田市に実際にある”動物にとつての理想的な動物園”
大牟田市の広報のような映画で描かれています。理想的な動物園を目指しているのはわかりますが、中々伝わってこないのは脚本のせいかな?
少しもったいない、そんな映画。

今、東京はオリンピックに向けて再開発が物凄い勢いで進んでいます。昔の子供の頃の1964年の東京オリンピックでも同じことがありました。現在は、古くなってコミュニティが崩壊しかかっているいわゆるシャッター商店街が都心部でも。個別に交渉すると中々時間がかかってしまいますが”オリンピック”という錦の御旗のもと、都心のリニューアルをすることも、大きな視点でみれば、ある意味必要なのかもしれませんが、複雑な思い。そして再開発で出来上がった”街”はどこもおなじようなタワーマンション。そこは人が住む”家”ではなく、単なる飯を食って寝るだけの”箱”。
そんな大きく変化する都会を描いた映画。そんな大きな変化する都心でもがく人達の生き様を丁寧に描いた素敵な映画です。松本穂香さん、凄く素敵な女優さんですね。よく行く野尻湖がロケ地でした。
そういえば名古屋の中心部の繊維問屋街も時代の流れの中、その役目を縮小、どんどんマンションなどの再開発が。














現役の時には水島コンビナートに工場があったため岡山県にはかれこれ30回くらい行き備前焼のことはきいていましたが詳しくは知りませんでした。今回、改めて釉薬を使わない備前焼の世界に触れることができました。ひとりの陶芸家の人とのふれあいにより成長していく素敵な映画。役者さん、皆さん味があって2時間の長さををまったく感じない映画。奈緒さんも表情豊かに、平山浩行さんの影のある姿を、そしてなんといっても笹野高史さんの飄々とした演技、そして陶芸家なかまたち。
なにか、宝ものを見つけた、そんな素敵な映画。

備前焼のアロマブローチも。
夜は岡山の”あらばしり”を。



そういえば前の日の夜のブラタモリも岡山県でした。

今月も素敵な出合いがありました!






コメント
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