ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

厳かな朝と日本酒

2023-12-04 08:21:24 | 旅行記
奈良県長谷寺の”祈りの回廊“、朝のお勤めに。
冬場は朝6:30受付開始、7:00から。少し早めに訪れて早朝の回廊を。
山の端は、この日の始まりを告げる日の光で明るく。
朝一番は我が家だけ。受付の若い僧侶の方とお話を。“今年は暑かったと思ったら秋がなくて突然冬が来たので体調管理が大変です!”と笑っていらっしゃいました。
国宝の本堂。奥には夜明け前の紅葉が、淡く。
本堂に敷かれた赤い毛氈で朝のお勤めに参加。
次第に明るくなってきて木々の紅葉もはっきりと。
お勤めが始まって暫くすると背中が暖かくなってきました。太陽の朝の光が山から差し込んできます。そして重要文化財の十一面観世音菩薩も朝の凛とした光に金色に神々しく輝きはじめました。年に数回訪れていますが、これほど美しく輝いた十一面観世音菩薩は初めてです。
朝のお勤めが終わると暖かい陽光に寺全体がおおわれてきます。


長谷寺では三脚禁止なので適当な場所にカメラを置いて。

冬の桜も朝の光の中で。
すっかりと明るくなった本堂、奥の紅葉も見事に。本堂と相まって神聖なものを感じます。






長谷寺では初夏には紫陽花の鉢植えを並べていますが、秋は菊の鉢植え。今までは無かったので今年からかな。


紅葉と菊の鉢植え



今年は紅葉が遅れてちょうど盛りを過ぎた、落葉も体験できる日でした。





長谷寺の冬桜は花が大きいですね。
本坊の大講堂。
ここは外からの廊下越しに紅葉が絵画のように観ることができます。
今年は紅葉と合いました。

池の亀の甲羅にも過ぎゆく秋の名残
早朝から営業している寿屋さんで”よもぎ“を使った草餅。添加物入れていないので1日経つと硬くなってしまいます。購入した日にいただくと柔らかくて優しい味を楽しめます。

春の桜の花を使った羊羹。

むかえの柿の葉寿司のお店もシャッターを開け始めていたので柿の葉寿司を。夜のお酒のお供に。

観光客も増え始めたので9:30過ぎに長谷寺から東名阪国道で鈴鹿市へ。
お昼には鈴鹿地方で名物のトンテキを。來來軒さんで。
ボリュームたっぷりのトンテキ。美味しくいただきました。
鈴鹿市では酒蔵“清水清三郎商店”さんのお酒を。扱っているお店はとても少なく、鈴鹿市では太田屋さんで
漫画、”居酒屋ぼったくり“にも出た“鈴鹿川”。とても美味しいお酒
お店の外では日本酒の自販機
清水清三郎商店さんの日本酒、新しい銘柄で“作”。”ザク“と読みます。そのためかガンダムファンには人気があるそうです。それを狙って命名したわけではないので、不思議なことですね。

急ぐ用事もないのでここから国道23号線で名古屋へ。
名古屋の”金虎酒造“さんが前日から今年の新酒“初しぼり”を販売を始めたので早速。
正月用の金粉入りもありましたがこの日は金粉無しの一升瓶を。
新酒ができた事を表す”杉玉“。
酒蔵の方と色々とお話を。
以前、ここのお酒を新潟県上越の知人達との呑み会に持っていったところ評判が良かったと、お話をしました。すると“実はここのお酒は
上越地方の作り方の流れをくんでいます”と。なるほど、そういうことだったのですね。

その日は”初しぼり“と柿の葉寿司を美味しくいただきました。
翌日、映画を観てからもう一度金虎酒造さんへ。初しぼりの金粉入りを正月用にと。嫁さんと二人だけなので一升瓶ではなくて720で。



杉玉を観ていたら、昨日、お話をさせていただいた方とまたお話を。
この杉玉、酒蔵の娘さんが12月の初しぼりに間に合わせるために作ったのです、と。この娘さん、会社の先輩の方と同じく音楽をされている方。先輩からそのようにうかがいました。
小学校3年生の娘さんが作った缶バッチ。左右両側の金色の缶バッチは昨年購入したもので真ん中の二つが娘さんの缶バッチ。手作り感満載の可愛らしい缶バッチ。

名古屋は美味しい水が豊富な場所。日本の大手ビールメーカーの工場も沢山あります。また、酒蔵も多いです。

日本酒の美味しい冬がもうすぐ。
(我が家のような左党にとっては季節は関係無いかもしれませんが)



































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