ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

初冬の京都

2023-12-18 11:25:10 | 旅行記
テレビでインバウンド観光客で溢れかえっている京都。
季節を外して静かな京都へ(と思っていましたが)。
名古屋からは高速バスの特割で。

そして京都の知人の京都ツアーを。
京都駅には予定より若干遅れて到着。テレビでみたほどではありませんが、やはり人気のお寺へのバスは長蛇の列

知人がすいていると思うよ、と京都駅目の前へ
長年、新幹線を利用したときに京都へ入ると目に付く京都タワーへ。
初めて。

午前中のせいか、観光客も少なく外国人も殆どおらず。

京都市内で一番高いところにある神社とのこと。おみくじ引いたら“吉”でした




お土産でガチャガチャで、光る京都タワー。

京都市内を地下鉄で。南座
招き上げをバックに
お昼は美味しいベトナム料理を。
いつも混んでいるそうですが我々が入店したときにはまだ誰もおらず。

まずはベトナムビールで。

三種類のランチセットがあったのでそれぞれを注文して。どれもとても美味しかったです。女性の方の経営、お店の中も雰囲気ありましたし、調度品も素敵でした。


素敵なお店、美味しかったです。

近くで北大路魯山人の展覧会
多趣味な方ですね。作品見ると、何か自分でもできそうな、質素なそんな作品ですが、そこへ至るまでには相当なものが、そしてその感性、美へのこだわりが本当の素晴らしさなのですね。
下鴨神社の方へ
下鴨三井別邸。

昔の財閥の力。作られた日本の伝統的な美しさ。
人工的ながらも自然と一体化させた建物の庭
座って外を見ていると心がける休まります。


ちょうど、着物を着たモデルさんが二階で撮影をしていましたが、どうかと思う撮影風景。旧い建物の手すりに寄りかかっていて下から見ていてもハラハラする光景。少し文化的な建造物に対する見識の無さ、商業主義にはどうかと思います。

近くには鯖街道の石碑
出町柳の柳
夜は別用があるのでいつもの京料理のお店で”軽く“呑む事に(マッタク軽くなかったですが)



瀬戸内海のふっくらとした穴子、”伝助穴子“と言うそうです。そして河豚と。





日本酒、料理にもピッタリ、美味しすぎて、呑みすぎました!
軽く呑むはずだったのですが。
京都駅近くへ歩いて。
ワイン&ハイボールの“ちつや”さんでジャスライブ
急遽ピアニストの方が都合悪くなり代打の方が。お話をしていて凄い方と。元々はアメリカのグレン・ミラーオーケストラで日本へ演奏会で来日。その後、一度戻って日本へ来て日本にお住みになられていると。ネットで調べると名前も出ていて、通販でCDも。
演奏も、ジャズのスゥイングが素晴らしく思わず体が動いてしまいました!楽しくお話をさせていただいて、CDも購入

京都らしい、楽しかった夜。
(かなり酔っていましたのでよくは覚えていませんが😢)

二日目はゆるりと。
まずは大丸の迎賓館

元々呉服屋の大丸、やはり京都には縁があったようです。有名人も多く

知人の説明で子の建物の壁には日時計が。よく見ると見ることができます。
ここから歩いて京都御所へ


朝のせいか人も少なくて静かな京都



広大な敷地なので人の多さも感じられません。昔は公家たちがここを牛車で、行き来していたのですね

とりあえず中へ







懸魚(けぎょ)。魔除けがあちらこちらに。


静かにときを過ごせました

お昼はどうしようか、とネットで探していても、距離的に遠いとか、う〜ンと。悩んでいる時には我が家はすぐ、係の人に聞いてしまいます。今回は、皇宮警察の方が守衛にいらっしゃったので、聞いてみました。ちなみに皇宮警察の方と話すのは還暦越えて初めての体験!
”御所内に簡単な食事するところもあります。そしてすぐ目の前が同志社大学があるので学生さん向けの食堂もありますよ!“と。
お礼を言ってとりあえず御所内の食堂へ
新しくできたのかとても綺麗
調度品は全て菊の御紋が入っています

そしてお酒も金粉入り











ちょっとだけ”雅な気分“に


すぐ近くにある蛤御門へ



幕末の戦いの跡。弾の跡

当日予約で仙洞御所へ



静岡から寄進された石だそうです。一つ米一俵とも。



先週までは紅葉を見ることができたそうです






静かな昔の日本を楽しめました

そして急遽、お昼を食べながら行くことに決まった“方広寺”さんへ
この日が大河ドラマの最終回、夏の陣だったので、そのきっかけとなった方広寺さんへ

まずは大仏跡


首が落ちたり、火災にあったりして今は痕跡無し


方広寺の鐘には問題の文字が。わかりやすく該当箇所に印が

隣には豊臣秀吉を祀った豊国神社

戦乱で焼けた石畳だそうです

豊国神社の前の参道には豊臣秀吉の残虐行為の歴史が

朝鮮出兵で捉えた捕虜の耳と鼻を削ぎ落とした塚
豊国神社から三十三間堂方角へ

豊国神社の巨大な石垣にはノミの跡

博物館

三十三間堂前の七條甘春堂さんで甘いものを

老舗の和菓子屋さん、美味しくいただきました。夕方になったので案内をしてくれた知人にお礼を言って別れ、我が家は歩きながら京都駅へ。
夕焼けの鴨川。遠くに比叡山が
京都駅へ着くと京都タワーが綺麗に輝いていました。
京都駅のデパートでは夜のお酒のお供を買いに。

往路は東名高速道路経由の高速バス、復路は雪の関ヶ原の事を考えて三重県を通る新東名高速道路経由のバスを予定していました。
ただ一週間前の天気予報でこの日から今年一番の寒気が流れ込み大雪も予想されたので急遽新幹線に。バスが3時間、新幹線が30分ですが料金は二人で4,000円のバス代に対して新幹線の10,000円。出費となってしまいましたが自然相手なので仕方ないのかなと。
新幹線のホームには車内販売が無くなって利用客から要望の多かった”固いアイスクリーム“の自販機。自販機になって種類も増えました。
我が家も購入しようかと思いましたが、名古屋まで30分、名古屋に着くまでに食べられるか不安だったので次の機会に。

それにしても紅葉シーズン終わっても町中には外国人観光客で溢れかえっています。そして有名どころの寺社はこの日も溢れかえっていたそうです。オーバーツーリズムどころの話ではなく、“異常な世界”。全く京都としての風情は皆無。狭い幹線道路の歩道、そして税収不足の京都市のバスの、貧弱さ。京都市は大きな都市なのに、未だにバスは酷いですね。そして地元の、人達の苛立ちもよく感じました。とにかく苛ついている人たちが多かった。

我が家は有名どころはコロナ時の閑散時に行きましたので特に今更感あり近づきません。そして京都に詳しい知人の案内で観光客の少ない、昔の京都らしい場所へ。

何か、少しさみしくなる、そんな京都旅行。
















































































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