ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

10月に観た映画

2020-10-13 12:20:36 | 映画
自宅からは、渋滞がなければ車で30分位で大きなシネコンが3箇所。夕飯を食べて、面白いテレビも無く、気が向いたら映画へ。レイトショー、夫婦割り50で格安に観ることが出来ますし、なんと言っても観客も少なく、このご時世、3蜜(集近閉、でも個人的には今回の騒動の首謀者から周・近・平と思っています)にならず最適。

実際三重県津の写真家をモデルにした、世の中の基準からはかなり外れた家族の物語。後半の東北の震災での流されて汚れた写真を綺麗にして戻そう、という活動、そしてその地元の被災した人達の思い出でもある写真わ探す光景には思わず、胸が熱くなりました。しかも、遺影の写真となると。前半が軽い雰囲気であったため、余計に迫るモノがあります。


この映画、自分には何が言いたいのか、全く理解不能な映画。新興宗教を扱っているわりに、それをどう捉えるのか。
ただ、子供は親を選べない!
ということが、強く感じる映画。そして芦田愛菜さんのための映画。

芸能プロダクション、TITANのの映画。
田中要次さんの、彼らしい渋さ、そして彼のためにお笑い芸人になろうとする息子。周りの人達も伝統の中で、もがいていく、現代的な映画。
あまり期待せずに、軽い気持ちで観ましたが、意外と(失礼!)良かった映画。
いつも、行く(というか通り過ぎる)南信の松川町が舞台なので余計に親近感も。
そういえば数年前に、吉本興業が鉄拳さんのパラパラ漫画を元に作った映画“家族のはなし”も時任三郎さんと岡田将生さんの親子の葛藤と和解を描いていましたが、この映画もりんご農園が舞台。何か不思議ですね。

行方不明の自分の息子が殺人犯なのか被害者なのか。生きていてほしい、ということは犯人である可能性があり、犯人ではないといえば被害者となる、そんな複雑な心境を描いた重い、でも最後には気持ちが救われる映画。どちらにしても、希望、望みが最後の拠り所。親子に限らず、親しい人でも同じ。人を信じる事の難しさ、複雑さを描いた見応えのあること映画。

映画の祭典で高い評価、とのことで。
評論家からの評価は映像美、とのことですが、実際に観てみるとストーリー的には?と。
素敵な俳優さんが出ているのですが。
どちらかというと、叙情的な映画。そう思って観ると良いのかもしれませんが。

実話に基づく映画。
終戦直後では、当然、敵国に対しては憎悪が渦巻いています。その結果、“敵国”=”敵国人“となるわけで反感も強い。その中で“赦し”の精神は、やはり西欧的精神文明かもしれません。”敵国人“を憎むこと、それが“罪を犯す”ことになる、頭ではわかっていても中々難しいです。それをサッカーというスポーツの中で、試合中は特に感情的な場面で相手を評価、赦すことの難しさ。でも、それ以上にその敵国人そのものも自らの苦しみの中にあること、それを声高にではなく、巧く映像化しています。日本も敗戦となりましたが、台湾では(本心はどうか別として)”国を憎んで人を憎まず“を徹底しました。これも(政治的背景があるとしても)“赦し”の精神かと。
そんなことを考えさせられた素敵な映画でした。

昭和の未解決事件をモデルに。
昭和の戦後からの世の中に対する社会変革を求める学生運動そして過激派の活動。ちょうど大学ではその最後の世界に少し触れることが出来た学生時代。結局は虚しい結果になことに。そのようなことを親しくなった活動家の人達と吞み会をしたときに話しをしましたが彼らの疑う事なき信念はある意味、羨ましかったのを覚えています。
この映画、小栗旬さん、星野源さんのそれぞれの内なる悩みは素晴らしいです。更にこの二人を取り囲む周りの俳優さんたちも素晴らしいです素敵な映画。






コメント
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